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岡山大学 2019年度 前期 数学I・II・A・B/数学I理系数学 第3問

一辺の長さが1の正四面体OABCにおいて,辺OAの中点をD,OB1:3に内分する点をE,OC1:3に内分する点をFとする.DEFの重心をGとし,直線OGABCの交点をHとする.以下の問いに答えよ.

(1) ベクトルOGOA,OB,OCを用いて表せ.

(2) 線分AHの長さを求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安15

ベクトル ベクトル成分計算内積の利用座標設定

方針

OA,OB,OC を基準のベクトルとして,D,E,F と重心 G の位置ベクトルを表す。H は平面 ABC 上にあるので,OH の係数和が 1 になることを用いて H を求め,最後は正四面体の内積を使って AH を計算する。

解答

(1) OA=a,OB=b,OC=c とおく。条件よりOD=12a,OE=14b,OF=14cである。GDEF の重心であるからOG=13(12a+14b+14c)=16a+112b+112cである。

(2)
直線 OG 上の点は λOG と表される。点が平面 ABC 上にあるためには,a,b,c の係数の和が 1 であればよい。したがってλ(16+112+112)=1より λ=3 である。よってOH=12a+14b+14cとなる。

正四面体の一辺の長さは 1 であるからa=b=c=1,ab=bc=ca=12である。したがってAH=OHa=12a+14b+14cよりAH2=14+116+1161818+116=316である。よってAH=34である。

別解

解法2

方針

重心と平面の係数和から H の内分比を出し、H が正三角形 ABC の中線の中点であることを読む。長さは空間内積ではなく、正三角形の高さで求める。

解答

(1) OD=12OA,OE=14OB,OF=14OC.GDEF の重心なのでOG=13(12OA+14OB+14OC)=16OA+112OB+112OC.(2)
直線 OG 上で平面 ABC に達するまで、各係数は同じ倍率で増える。平面 ABC 上では3係数の和が1だから、その倍率は(16+112+112)1=3.したがってOH=12OA+14OB+14OC.BC の中点を M とすればOM=12OB+12OC,よってOH=12OA+12OM.これは H が線分 AM の中点であることを表す。正三角形 ABC の一辺は1なのでAM=32.ゆえにAH=12AM=34.

総評

難度5,計算量5。想定時間は15分程度。位置ベクトルの係数和で平面 ABC との交点を決めるところが中心である。その後は内積計算だけでなく、H が正三角形の中線 AM の中点だと読むと長さが一気に求まる。空間図では D,E,F,G と、面 ABC 上の H を混同しないことが重要である。

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出典: 岡山大学 2019年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。