方針
四面体を座標不等式で表し, の断面を三角形として取り出す。断面内部では が正整数で を満たすので, ごとに を数え,最後に断面の個数を平方和で合計する。
解答
断面 は,辺 と平面 との3交点を頂点にもつ。
(1)
四面体 はで表される。平面 上ではである。したがって断面 の頂点はである。
(2)
とおく。断面の内部にある整数点はを満たす整数 に対応する。 に対して, はの 個である。よって個数はである。したがって求める個数はである。
(3)
内部の整数点では とおくと である。(2)より, 上の個数は であるから,全体の個数はである。
総評
【公式出題意図・解答例との対応】公式は,空間図形とその断面を空間座標で正しく表し,断面内・四面体内の格子点を数列の和として数えられるかを確認する問題としている。公式解答の3頂点,, と一致する。
難度4,計算量4。想定時間は12分程度。文系第4問・理系第2問の共通問題である。面・辺・頂点を含めないため , とする厳密不等号が重要である。
【別解監査】変数を1ずつ平行移動して非負整数解を数える方法も監査したが, ごとの奇数列を足す標準解法が高校答案として最も短く明確である。
【独立検算】 について四面体内部の全整数点を列挙し,各断面と総数が公式に一致することを確認した。