方針
和を s=x+y と置き、展開公式と相加相乗平均から下端・上端を評価し、等号条件も確認する。
解答
s=x+y とおく。x≧0,y≧0 だから s≧0 であり、s3=(x+y)3=x3+y3+3xy(x+y)=1+3xys≧1 である。したがって s≧1 を得る。等号は xy=0 のときであり、条件 x3+y3=1 と合わせると (x,y)=(1,0),(0,1) で実現する。
次に上限を求める。相加相乗平均より xy≦(2x+y)2=4s2 である。x3+y3=s3−3xys だから 1=s3−3xys≧s3−3⋅4s2⋅s=4s3. よって s3≦4,s≦34 である。等号は x=y のときに成り立つ。このとき 2x3=1 から x=y=321 であり、実際に x+y=2321=34 となる。
以上より、x+y がとりうる値の範囲は 1≦x+y≦34 である。
別解
解法2
方針
t=x3 と置いて一変数関数にし、増減を調べて値域とそれを実現する点を求める。
解答
t=x3 と置くと 0≦t≦1 であり、x+y=3t+31−t=F(t)となる。端点では F(0)=F(1)=1 である。0<t<1 ではF′(t)=3t2/31−3(1−t)2/31.したがって F は 0<t<1/2 で増加し、1/2<t<1 で減少する。
最大値はF(21)=2321=34,最小値は端点での1である。連続性より途中の値もすべてとるから、1≦x+y≦34.
総評
非負条件のもとで和の範囲を求める標準的な不等式問題である。下限は端点 (1,0),(0,1)、上限は対称点 x=y で実現するため、等号成立まで書くと値域としての説明が完結する。式変形による解法は短く、1変数化による別解は増減の見通しがよい。どちらの解法でも、必要条件だけで終わらず、端点・最大点が実際に条件を満たすことを確認するのが重要である。目安時間は8分。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。
冊子PDFで見る阪大の方程式・不等式の問題で問題集を作る
出典: 大阪大学 1988年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。