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大阪大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

xについての方程式x2+ax+b+ax+1x2=0を考える.
ここでabは実数である.

(1) この方程式の4つの解がすべて正であるための必要十分条件をabを用いて表せ.

(2) 2a+b=14とする.このとき上の方程式の4つの解がすべて正の数で,
かつそれらが等比数列をなすようなabの値を求めよ.

難易度8/ 10計算量8/ 10目安22

方程式・不等式数と式 置換、解と係数の関係、必要十分条件

方針

両辺に x2 を掛けた相反四次方程式を t=x+1/x の二次方程式へ変換する。4正根条件は異なる2つの t>2 に対応する。(2)は等比数列と逆数対称性から根を r3,r1,r,r3 と置く。

解答

x0 であり、両辺に x2 を掛けて t=x+1/x とおくとt2+at+b2=0.(1)(1) 1つの t>2 に対し x+1/x=t は相異なる2つの正根をもつ。従って元の方程式が4つの正根をもつための必要十分条件は、(1)が相異なる2根をもち、両方が2より大きいことである。これはa<4,b+2a+2>0,a24b+8>0と同値である。実際、頂点 a/2>2t=2 で正、最小値が負という3条件である。

(2) 4根は逆数を取っても同じ集合で、正の等比数列をなすから、ある r>1 によりr3,r1,r,r3と書ける。u=r+r1>2 とおくと、(1)の2根はu,r3+r3=u33u.従ってa=2uu3,b=u43u2+2.条件 2a+b=14u42u33u2+4u12=0であり、(u3)(u3+u2+4)=0.u>2 では後の因子は正だから u=3。よってa=21,b=56.

総評

相反方程式の置換と等比根の対称性を組み合わせる難問で目安は22分。t=2 では重根 x=1 になるため、4つの相異なる正根には t>2 が必要である。

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出典: 大阪大学 1992年度 後期 理系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。