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大阪大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

pqrは整数とし,正の整数nに対しan=1nk=1n(pk2+2qk+r)とおく.

(1) mnが相異なる正の整数であるとき,amanmnを求めよ.

(2) すべての相異なる正の整数mnに対してamanmnが整数であるならば,
pは6で割り切れることを示せ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安12

数列整数 和の計算、約数・倍数、式変形

方針

和の公式で数列を二次式に直し、差商を因数分解する。(2)では1組の整数を選び、分母6を一度に処理する。

解答

(1)
定義式の中の和を先に計算する。よく知られた和の公式k=1nk2=n(n+1)(2n+1)6,k=1nk=n(n+1)2を用いるとan=1n(pn(n+1)(2n+1)6+2qn(n+1)2+rn)=p(n+1)(2n+1)6+q(n+1)+r.これを n について整理すればan=p3n2+(p2+q)n+(p6+q+r)である。したがって、mn のとき定数項は差で消え、amanmn=p3m2n2mn+(p2+q)mnmn=p3(m+n)+p2+q=(2m+2n+3)p6+q.よって求める値は p3(m+n)+p2+q である。

(2)
(1)の結果に m=1,n=3 を代入する。この2つは相異なる正の整数なので、仮定により a1a313=p3(1+3)+p2+q=11p6+q は整数である。ここで q は整数だから、11p6 も整数でなければならない。すなわち 611p である。611 は互いに素なので、ユークリッドの互除法、または素因数分解より 6p が従う。よって p は6で割り切れる。

別解

解法2

方針

差商までは同様に求めるが、二つの差商の差から3の倍数条件を、別の1組から偶数条件を取り出す。

解答

(1)
和の公式からan=p3n2+(p2+q)n+(p6+q+r)である。したがってamanmn=p3(m+n)+p2+q.(2)
この整数を D(m,n) と書く。仮定より D(1,2)D(1,3) は整数なのでD(1,3)D(1,2)=p3も整数であり、3p である。またD(1,2)=3p2+qは整数で、q も整数だから 3p/2 は整数である。よって 2p である。
2と3は互いに素なので 6p となる。

総評

平均で定義された数列を、和の公式によって2次式へ変換する整数問題である。計算量は大きくないが、(2)では「任意の m,n」をどう使うかが答案の分かれ目になる。差商を (2m+2n+3)p6+q まで整理しておくと、あとは分母6の処理に集中できる。1組 (1,3) だけで一気に 6p を示せるが、偶数条件と3の倍数条件を別々に取り出す別解も自然で、整数条件の読み方を確認するよい問題である。目安時間は12分。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。

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出典: 大阪大学 1988年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。