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大阪大学 1991年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第4問

以下の文中の(ア)~(キ)に適する数または式を解答用紙の指定されたところに記入せよ.

(1) 曲線y=x2上の点P(a,a2) (a0)における接線と直交し,
Pを通る直線y=(ア)と,曲線y=x2とのPと異なる交点Qの座標は(イ)となる.
Qを1つの頂点とし,Pにおける接線上に他の2頂点をもつ正三角形の面積Sは(ウ)であり,
Pが曲線y=x2 (x>0)上を動くとき,Sを最小にするaの値は(エ)である.

(2) 赤玉1個,白玉2個,青玉n個を1列に並べる順列の総数は(オ)である.

いま,赤玉1個,白玉2個,青玉n個の入った箱から無作為に玉を1個取り出し,
箱に戻すという操作をn+3回くり返す.
このとき,赤玉が1回,白玉が2回,青玉がn回取り出される確率をPnとすると,
Pn=(カ)であり,limnPn=(キ)となる.

難易度7/ 10計算量8/ 10目安22

図形と方程式微分場合の数確率 接線・法線面積計算微分による最大最小、期待値

方針

(1) は法線と放物線のもう1つの交点を求め、正三角形の高さが点と接線の距離になることから面積を表す。(2)は多項分布の確率を整理し、指数関数の基本極限を使う。

解答

(1)P における法線はy=x2a+a2+12.よって(ア)はこの式である。放物線との交点の x 座標の和は 1/(2a) だから、もう1つの交点はQ=(a12a,(a+12a)2).これが(イ)である。

PQ は接線に垂直であり、その長さを d とするとd2=(4a2+1)316a4.正三角形で頂点から対辺までの距離が d のとき面積は d2/3 だからS=(4a2+1)3163a4.これが(ウ)である。u=4a2 とおくと S=(u+1)3/(3u2) で、微分により u=2 で最小となる。従って(エ)はa=12.(2) 順列の総数(オ)は(n+3)!2n!.各回の赤、白、青の確率はそれぞれ 1/(n+3),2/(n+3),n/(n+3) だからPn=2(n+3)!nnn!(n+3)n+3.これが(カ)である。整理するとPn=2(n+1)(n+2)(n+3)2(nn+3)n.従って(キ)はlimnPn=2e3.

総評

法線幾何と多項分布の2題を正確に処理する計算問題で目安は22分。正三角形の面積を高さ d から d2/3 とする点と、確率の多項係数に注意する。

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出典: 大阪大学 1991年度 後期 理系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。