方針
(1) は法線と放物線のもう1つの交点を求め、正三角形の高さが点と接線の距離になることから面積を表す。(2)は多項分布の確率を整理し、指数関数の基本極限を使う。
解答
(1) 点 P における法線はy=−2ax+a2+21.よって(ア)はこの式である。放物線との交点の x 座標の和は −1/(2a) だから、もう1つの交点はQ=(−a−2a1,(a+2a1)2).これが(イ)である。
PQ は接線に垂直であり、その長さを d とするとd2=16a4(4a2+1)3.正三角形で頂点から対辺までの距離が d のとき面積は d2/3 だからS=163a4(4a2+1)3.これが(ウ)である。u=4a2 とおくと S=(u+1)3/(3u2) で、微分により u=2 で最小となる。従って(エ)はa=21.(2) 順列の総数(オ)は2n!(n+3)!.各回の赤、白、青の確率はそれぞれ 1/(n+3),2/(n+3),n/(n+3) だからPn=n!(n+3)n+32(n+3)!nn.これが(カ)である。整理するとPn=2(n+3)2(n+1)(n+2)(n+3n)n.従って(キ)はn→∞limPn=e32.
総評
法線幾何と多項分布の2題を正確に処理する計算問題で目安は22分。正三角形の面積を高さ d から d2/3 とする点と、確率の多項係数に注意する。
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出典: 大阪大学 1991年度 後期 理系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。