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大阪大学 1992年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

x2+y2=1Cとし,直線y=12lとする.Cに内接しlに接する円の中心をPとする.Pの軌跡のうちy座標が12より大きい部分とlによって囲まれる図形の面積を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安12

図形と方程式積分 軌跡面積計算、式変形

方針

接する小円の中心を P=(x,y)、半径を r とおく。求める部分では y>12 なので直線 l への接触から r=y12 であり、円 C に内接する条件は「中心間距離 + 小円の半径 =1」で表せる。これを2乗して P の軌跡を放物線として出し、直線 y=12 より上にある範囲を積分する。

解答

小円の中心を P=(x,y)、半径を r とする。問題で求めるのは y>12 の部分なので、小円が直線 l:y=12 に接することから r=y12 である。また小円は円 C:x2+y2=1 に内接するから、原点 OP の距離について OP+r=1 が成り立つ。したがって x2+y2+y12=1 すなわち x2+y2=32y である。左辺は0以上なので、右辺も0以上でなければならないが、以下で得る範囲では実際に満たされる。

両辺を2乗すると x2+y2=(32y)2=943y+y2 である。よって 3y=94x2 となり、中心 P の軌跡は y=34x23 である。

この放物線が直線 y=12 より上にある条件は 34x23>12 であり、これは 14>x23,x<32 と同値である。したがって求める面積は3232(34x2312)dx=3232(14x23)dx=2[x4x39]032=2(38324)=36である。

総評

接円条件を距離の式に直す軌跡と面積の問題である。目安時間は12分。内接なので OP+r=1 と置く点、求める部分が y>12 なので半径が y12 になる点が立式の要である。放物線を得た後は、直線との差 14x23 を積分するだけだが、範囲 x<32 の決定を省くと面積の根拠が弱くなる。

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出典: 大阪大学 1992年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。