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大阪大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

b,c を実数、q を正の実数とする。放物線P: y=x2+bx+cの頂点の y 座標が q のとき、放物線 Px 軸で囲まれた部分の面積 Sq を用いて表せ。

難易度3/ 10計算量3/ 10目安8

積分図形と方程式 座標設定面積計算

方針

頂点の x 座標を h とおき、放物線を頂点形式 y=q(xh)2 に直す。x 軸との2交点を求め、平行移動 u=xh により対称区間の定積分へ帰着する。

解答

頂点の x 座標を h とする。放物線はy=q(xh)2と書ける。q>0 であるから、x 軸との交点はx=hq,x=h+qである。この区間では放物線が x 軸より上にあるのでS=hqh+q{q(xh)2}dx.u=xh とおくとS=qq(qu2)du=[quu33]qq=2(qqqq3)=43qq.したがってS=43qqである。

別解

解法2

方針

高さ y の水平線で図形を切る。頂点からの高さの差が qy なので、その高さにおける横幅は 2qy となる。横幅を 0yq で積分する。

解答

放物線をy=q(xh)2と書く。高さ y における図形の左右の端はx=h±qyであるから、横幅は2qyである。したがって、水平な細片を積み上げるとS=0q2qydy.v=qy とおけばS=0q2vdv=[43v3/2]0q=43qq.この計算からも、面積は頂点の横位置 h に依存しないことが分かる。

総評

難度3,計算量3。目安時間は8分。頂点形式に移せば,未知数b,cを求める必要がないことに気づけるかが採点点である。q>0によって交点が2つあり,囲まれた部分が存在することも最初に確認したい。積分では平行移動後の区間が対称になるため,符号と端点±qを取り違えなければ短時間で処理できる。理系第4問(3)にもそのまま使える公式である。

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出典: 大阪大学 2017年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。