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大阪大学 2017年度
文系数学 第3問

問題

数列

によって定める。

(1) とおく。 を用いて表せ。

(2) 数列 の一般項を求めよ。

(3) とおく。数列 の一般項を求めよ。

(4) となる最小の自然数 を求めよ。

出典:大阪大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

解法1

はそのままだと指数が急増するので,で線形漸化式に直す。として一般項を求め,を底とする指数の和に変換する。最後の大小比較では指数が増加することを押さえ,だけを具体的に比較する。

解法2

まず を予想して数学的帰納法で確定する。次に の指数についても、積を展開せず を使う帰納法で一般式を証明する。最後は指数の単調性と の評価で を比較する。

解答

解法1

(1)

であるからは定義できる。漸化式より である。

(2)

(1)の式を と変形する。よりなので である。したがっては初項,公比の等比数列であり となる。よって である。

(3)

であるから である。ここで

である。したがって である。

(4)

とおくと,である。また なので,は増加する。 のとき である。より だから,では条件を満たさない。 のとき である。より だから,では条件を満たす。したがって求める最小の自然数は である。

解法2

(1)

漸化式の両辺の2を底とする対数をとると

(2)

初期値は である。小さい を計算すると

となるので

と予想できる。 では正しい。また と仮定すると

である。よって数学的帰納法により

が成り立つ。

(3)

より

ここで

を帰納法で示す。 では右辺は で正しい。これが で成り立つとすると

したがって

(4)

指数

より増加する。

より

一方 より

よって求める最小の自然数は

である。