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大阪大学 2022年度
文系数学 第1問

問題

三角形において,辺に内分する点を,辺に内分する点をとする.また,線分と線分の交点をとする.

(1) を,を用いて表せ.

(2) 辺の長さをそれぞれとするとき,線分の長さを,を用いて表せ.

出典:大阪大学 2022年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

解法1

とおき, 上と 上という2通りの表し方を係数比較する。 の内分比から を先に固定すると,交点条件は2元一次方程式になる。 の長さの2乗を展開し, から を辺長で表す。

解法2(重心座標)

内分点を重心座標で表し,2本の cevian(頂点と対辺上の点を結ぶ線)の交点を一度に求める。交点の重みが と分かれば,位置ベクトルは直ちに得られる。長さは解法1と同様に内積へ戻すが,交点を求める連立方程式を省けるのが利点である。

解答

解法1

(1)

とおく。点 は辺 に内分するので である。また点 は辺 に内分するので である。

は線分 上にあるから,ある実数 を用いて

と表せる。

一方,点 は線分 上にもあるから,ある実数 を用いて

と表せる。 は一次独立なので,係数を比較して を得る。第2式から であり,これを第1式に代入すると すなわち である。よって である。したがって

である。

(2)

より である。ここで である。よって から となり, である。

したがって

よって である。

解法2(重心座標)

(1)

を満たすので, の重心座標は

である。一方, を満たすので

である。

直線 上の点の重心座標は

と書け,直線 上の点は

と書ける。交点 では両者が比例するから,成分比を比較して

となる。したがって

よって,原点を にとれば

(2)

とおくと

また

であるから

したがって

大阪大学 2022年度 第1問の図1