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大阪大学 2024年度
文系数学 第3問

問題

素数を小さい順に並べて得られる数列を

とする.

(1) の値を求めよ.

(2) のとき,不等式が成り立つことを示せ.

出典:大阪大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

解法1

(1) は素数を順に列挙し,15番目までを確実に確認する。(2) は より大きい素数が で割って または 余ることを使う。 以下に現れる候補数を の偶奇で数えると高々 個であり, では候補に含まれる合成数 を必ず除けるため,素数は高々 個になる。

解法2(数学的帰納法)

を出発点にする。以上の素数は奇数なので隣り合う素数の差は少なくとも2であり、帰納法の仮定からを得る。等号の場合はの倍数になって素数でないため、狭義不等号まで進められる。

解答

解法1

(1)

素数を小さい順に並べると である。したがって である。

(2)

より大きい素数は偶数でなく, の倍数でもない。したがって, で割った余りは または である。

まず, 以下の素数の候補を数える。ただし は素数でないので候補から外す。 のとき, である。 型の数は 個, 型の数は 個である。これに を加えると,候補は高々 個である。

次に, のとき, である。 型の数は 個, 型の数は 個である。これに を加えると,候補は高々 個である。

よって,どちらの場合も 以下の素数候補は高々 個である。さらに なら であり, はともに で割って または 余るが,素数ではない。したがって 以下の素数は高々 個である。

つまり,第 番目の素数は 以下には現れない。よって である。

解法2(数学的帰納法)

(1)

素数を順に並べると15番目はであるから,である。

(2)

数学的帰納法で示す。のとき,である。

が成り立つと仮定する。はいずれも3より大きい奇素数なので

である。または整数だから,仮定からである。よって

となる。ここで等号が成り立つなら,は3より大きい3の倍数となり,素数であることに反する。したがって

である。以上より,すべてのが成り立つ。