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上智大学 2016年度 一般選抜理工学部数学 第1問

(1) n5 以上の自然数とする.1 から n までの自然数から 3 つ選ぶとき,それらが互いに隣り合わないような選び方の総数を求めよ.

(2) x の整式 P=x3x2+1Q=x2x+1 で割った余りを RQR で割った余りを S とする.このとき,S=(ax+b)P+(cx2+d)Qとなる定数 a,b,c,d を求めよ.

(3) 複素数 zz=1 を満たす.w=4z12z とおくとき,w の満たす関係式を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

場合の数数と式複素数平面 場合分け、数え上げ、展開・因数分解、式変形、同値変形、逆算、複素数の極形式

方針

(1) 選んだ3数を小さい順に a<b<c とおくと,隣り合わない条件は ba+2cb+2 に言い換えられる.ずらし変換で普通の3組の選び方に帰着する.

(2) まず PQ で割って余り R を求め,次に QR で割って余り S を求める.最後に R=PxQ を用いて SP,Q の一次結合に直す.

(3) w=4z12zz について解き,z=1 を代入して w の条件を得る.絶対値条件を二乗して円の方程式に直す.

解答

(1) 選ぶ3つを小さい順に a<b<c とする.隣り合わない条件はba+2,cb+2である.そこでa=a,b=b1,c=c2とおくと
1a<b<cn2
となる.逆に,1 から n2 までの自然数から3つ選べば元に戻せるから,全体の個数は
(n2)(n3)(n4)6
である.したがって
(n2)(n3)(n4)6
通りである.

(2) まず PQ で割るとP=x3x2+1=x(x2x+1)+(1x)=xQ+(1x)より,余りは
R=1x
である.
次に QR で割るとQ=x2x+1=x(1x)+1=xR+1だから,余りは
S=1
である.ここで1=Q+xR=Q+x(PxQ)=xP+(1x2)Qと変形できるので,
S=(x)P+(x2+1)Q
である.よってa=1,b=0,c=1,d=1である.

(3) 与式を z について解くと
w(12z)=4z
よりz=w2(w+2)となる.ここで z=1 だからw2(w+2)=1すなわち
w=2w+2
である.w=u+vi とおくとu2+v2=4{(u+2)2+v2}より
3u2+3v2+16u+16=0
となる.平方完成すると(u+83)2+v2=169であり,したがってw+83=43である.

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出典: 上智大学 2016年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。