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上智大学 2016年度 一般選抜理工学部数学 第2問

四面体 OABC があり,次の条件が満たされているものとする.OAOB=12,OBOC=12,OCOA=0,OA2=1,OB2=32,OC2=1.(1) 点 B を通り,平面 OAC に垂直な直線と平面 OAC との交点を H とする.このとき,OHBH を求めよ.

(2) 四面体 OABC の体積を求めよ.

(3)OA 上に点 P,辺 BC 上に点 Q があり,P,Q を通る直線が OA および BC と直交しているとする.このとき,OPOA で表し,四面体 PABQ の体積が四面体 OABC の体積の何倍であるかを求めよ.

難易度6/ 10計算量4/ 10目安20

ベクトル図形と方程式 ベクトル成分計算内積の利用座標設定体積計算、小問利用

方針

座標を O=(0,0,0)AC をそれぞれ座標軸上に置くように定めると,OAOC を利用して計算が簡単になる.まず B の座標を内積条件から決め,その垂足 H を求める.次に,高さと底面積から体積を求める.(3) は P=(t,0,0)Q を辺 BC 上のパラメータ表示で置き,条件「PQOA,BC」を連立して t を決める.最後に座標差を使って体積比を直接計算する.

解答

(1) 座標をO=(0,0,0),A=(1,0,0),C=(0,1,0)とおく.すると OAOC=0 であり,条件に合う.
B=(x,y,z) とおくと,OAOB=x=12,OCOB=y=12よりB=(12,12,z)である.またOB2=32だから(12)2+(12)2+z2=32より
z2=1
である.平面 OACz=0 の平面なので,HB の射影でありH=(12,12,0)である.したがってOH=12OA+12OCかつ
BH=1
である.

(2) 底面 OAC は直角三角形で,面積=12OAOC=12である.高さは (1) より BH=1 だから,四面体の体積は13×12×1=16である.

(3) POA 上の点としてP=(t,0,0)(0t1)とおく.また,Q を辺 BC 上で
Q=B+s(CB)
とおくと,Q=(1s2,1+s2,z(1s))である.
直線 PQOA に垂直であるから,PQx 成分は 0 でなければならない.よって1s2t=0すなわちt=1s2である.
さらに PQBC より
(QP)(CB)=0
である.ここでCB=(12,12,z)だから(0,1+s2,z(1s))(12,12,z)=01+s4(1s)=0より
s=35
である.したがってt=1s2=15となる.よって
OP=15OA
である.

次に,四面体 PABQ の体積を求める.P,A,B を通る平面は 2yz=0 であるから,Q からこの平面までの距離は245255=655である.また,底面 PAB の面積は124552=55である.したがってVPABQ=1355655=225である.ゆえに体積比はVPABQVOABC=2/251/6=1225である.

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出典: 上智大学 2016年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。