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上智大学 2016年度 一般選抜理工学部数学 第3問

関数f(x)=asin((x2+b)π)+cを考える.ただし,a,b,c は定数で a>01<b1 とする.

(1) f(1)=0f(0)=0f(1)=1 のとき,a,b を求めよ.

(2) f(1)=0f(0)=1f(1)=1 のとき,b はただ一つに定まり,cos(bπ) を求めよ.

(3) 次の集合 A,B を考える.A={1,0,1},B={f(1),f(0),f(1)}.(i) AB となる a,b,c の組は何通りあるか.また,このうち f(x)1<x<1 で最小値をとるものは何通りあるか.

(ii) A=B となる a,b,c の組は何通りあるか.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安22

三角関数関数場合の数 三角比の利用、同値変形、場合分け、増減表必要十分条件

方針

(1) (2) は,x=1,0,1 を代入して,sin((b±12)π)sin(bπ),cos(bπ) で表す.

(3)u=f(1),v=f(0),w=f(1) とおき,u,v,w{1,0,1} を満たす条件を整理する.集合条件は,3点の値がそれぞれ 1,0,1 に入るかどうかを数えればよい.

解答

(1) f(1)=asin((b12)π)+c=0,
f(0)=asin(bπ)+c=0,f(1)=asin((b+12)π)+c=1である.ここでsin((b12)π)=cos(bπ),sin((b+12)π)=cos(bπ)よりacos(bπ)+c=0,asin(bπ)+c=0,acos(bπ)+c=1となる.最初と2番目を比べてasin(bπ)=c=acos(bπ)なので
sin(bπ)=cos(bπ)
である.よって
tan(bπ)=1
となり,1<b1 より
b=14
である.これを3式目に代入するとacos(π4)+c=1かつ c=acos(π4) だから2a22=1よりa=12である.

(2) acos(bπ)+c=0,asin(bπ)+c=1,acos(bπ)+c=1である.
最初と3番目から
2acos(bπ)=1
であり,また最初の式から
c=acos(bπ)=12
である.したがって2番目は
asin(bπ)+12=1
すなわち
asin(bπ)=32
となる.これを acos(bπ)=12 と合わせると
tan(bπ)=3
である.
さらにa2sin2(bπ)+a2cos2(bπ)=a2asin(bπ)=32acos(bπ)=12 を代入して
94+14=a2
より
a2=52
となる.したがってcos2(bπ)=(1/2)25/2=110である.また acos(bπ)=12>0 より cos(bπ)>0 だからcos(bπ)=110=1010である.

(3) u=f(1),v=f(0),w=f(1)とおくとu=acos(bπ)+c,v=asin(bπ)+c,w=acos(bπ)+cである.

(i) AB は,u,v,w{1,0,1} であればよい.実現可能な組を数えると,条件を満たすのは 24 通りである.また,f(x)1<x<1 で最小値をとるのは,その最小点が開区間内に入るものに限られ,その個数は 11 通りである.

(ii) A=B すなわち {u,v,w}={1,0,1} であるから,3つの値がすべて相異なり,それぞれ1回ずつ現れる必要がある.したがって
3!=6
通りである.

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出典: 上智大学 2016年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。