方針
共通部分を 方向に切り、三角形の上端 と正方形の上端 の小さい方を積分する。横幅の右端は 、上端が入れ替わる点は から である。したがって と を境に3区間へ分け、各区間の式を出してから最大値を比較する。
解答
三角形 は で表される。正方形は である。2つの上端 が交わるのは より である。
1. のとき、 なので横幅は である。 では正方形の上端が低く、 では三角形の上端が低い。したがってである。
2. のとき、横幅は で、さらに である。よってである。
3. のとき、 であるから、正方形全体が三角形の下に入る。したがって である。
以上よりである。
最大を調べる。第1区間では であり、 では正なので増加する。第3区間では は減少する。したがって最大の候補は第2区間の内部または端点である。
第2区間で だから である。 より となる。 とおくと なので、 より である。よって のとき最大となる。この値は実際に に入る。
別解
解法2
方針
共通部分を、三角形または正方形から上にはみ出す小三角形を引く図形計算で求める。境界 と で場合分けする。
解答
三角形の斜辺はであり、正方形の上辺 との交点は である。
(i)
三角形は正方形より横に狭い。三角形の面積 から、上辺より上に出る小三角形を引く。
この小三角形の底辺は 、高さは なので(ii) 共通部分の横幅は で、斜辺と上辺の交点 はその内部にある。幅 までの
三角形台形から、上辺より上の小三角形を引くと(iii)
なので正方形全体が三角形に含まれ、第1区間では は増加し、第3区間では減少する。第2区間ではしたがってを満たすで最大となる。
総評
難度は10段階中8、計算量は10段階中7。目安は34分。図形自体は単純だが、横幅の端 と 、上端の交点 の大小関係で場合分けが必要になる。 と の2つの境目を混同しないことが最重要である。最大値の判定では、両端区間が単調であることを確認してから中央区間の微分に進むと、候補の漏れがなくなる。 2つの解法は標準的な答案手順と、構造を使って検算できる別経路に分けた。等号条件、範囲、必要性と十分性を明示し、積分・総和・極限および主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。