方針
カードの数を 2 k m 2 k m (m m は奇数)と表すと得点は奇数部分 m m である。したがって、各 k k について 2 k m ≦ 200 2 k m ≦ 200 となる奇数 m m の和を足せば、全カードの得点総和になる。最後にカード枚数200で割る。
解答
カードに書かれた数を 2 k m 2 k m と表す。ただし m m は奇数である。このとき、偶数である限り2で割って最後に得られる奇数は m m である。したがって得点は m m である。
得点の総和を、k k ごとに分けて求める。 k = 0 k = 0 では奇数 1 , 3 , … , 199 1 , 3 , … , 199 が出るので和は 1 + 3 + ⋯ + 199 = 100 2 = 10000 1 + 3 + ⋯ + 199 = 10 0 2 = 10000 である。k = 1 k = 1 では 2 m ≦ 200 2 m ≦ 200 なので m ≦ 100 m ≦ 100 の奇数の和で 1 + 3 + ⋯ + 99 = 50 2 = 2500 1 + 3 + ⋯ + 99 = 5 0 2 = 2500 である。
同様に続けると、得点総和は 10000 + 2500 + 625 + 169 + 36 + 9 + 4 + 1 10000 + 2500 + 625 + 169 + 36 + 9 + 4 + 1 である。ここで例えば 625 = 25 2 625 = 2 5 2 、169 = 13 2 169 = 1 3 2 は、それぞれ m ≦ 50 m ≦ 50 、m ≦ 25 m ≦ 25 の奇数和である。
したがって得点総和は 13344 13344 である。カードは全部で200枚だから、期待値は 13344 200 = 1668 25 200 13344 = 25 1668 である。よって 1668 25 25 1668 である。
別解 解法2(総得点の再帰計算)
方針
1から N N までの得点総和を T ( N ) T ( N ) とする。 奇数カードの寄与と、偶数カードを2で割った後の寄与に分けると 短い再帰式が得られる。
解答
T ( N ) T ( N ) を、1から N N までのカードの得点総和とする。 奇数カードの得点はその数自身であり、偶数 2 m 2 m の得点は カード m m の得点と同じである。したがってT ( N ) = ∑ 1 ≦ j ≦ N j は奇数 j + T ( ⌊ N 2 ⌋ ) . T ( N ) = 1 ≦ j ≦ N j は奇数 ∑ j + T ( ⌊ 2 N ⌋ ) . 正の奇数を小さい方から r r 個足した和は r 2 r 2 だからT ( 200 ) = 100 2 + 50 2 + 25 2 + 13 2 + 6 2 + 3 2 + 2 2 + 1 2 = 13344. T ( 200 ) = 10 0 2 + 5 0 2 + 2 5 2 + 1 3 2 + 6 2 + 3 2 + 2 2 + 1 2 = 13344. 200枚は等確率なので、期待値はT ( 200 ) 200 = 13344 200 = 1668 25 . 200 T ( 200 ) = 200 13344 = 25 1668 .
総評
難度5、計算量5。得点は「奇数部分」で決まるので、200個を直接分類するより2の指数で層に分けるとよい。奇数の和 1 + 3 + ⋯ + ( 2 r − 1 ) = r 2 1 + 3 + ⋯ + ( 2 r − 1 ) = r 2 を使うと計算が短い。よくある誤りは、同じ得点になるカードの枚数を数え忘れること、また期待値で200で割り忘れることである。目安は12分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、構造を使って検算できる別経路に分けた。等号条件、範囲、必要性と十分性を明示し、積分・総和・極限および主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。
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東北大の確率の問題
出典: 東北大学 2001年度 前期 数学 第3問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。