方針
(1) は分子を有理化して とし、極限と導関数の極限を求める。(2)は と置いて に直し、3つの関数の差を因数分解する。符号は と 、つまり と で変わる。
解答
(1)
分子を有理化すると、 で である。したがって である。
また より である。よって である。
(2)
(1) より比較する3つの関数は である。ここで とおく。 より であり である。
まず である。したがって常に である。
次に である。 だから、この符号は の符号で決まる。 は 、 は に対応する。
よって では であり、 では である。等号はいずれも で成り立つ。
グラフは、3曲線が点 で接し、直線 が常に最上位にある。放物線 は で平方根曲線より上、 で平方根曲線より下に入れ替わる。
別解
解法2(差を直接因数分解する)
方針
有理化して極限を求める。大小関係は
を導入し、直線との差と2次近似との差を
の因数で表して符号を読む。
解答
(1) だからまたより(2) とおけば である。
まずまた なので、 では では3曲線は で共通の接線 をもち、
の前後で平方根曲線と放物線の上下が入れ替わる。
この関係と定義域 を反映して描けばよい。
総評
難度6、計算量5。有理化で極限を処理し、大小比較は差の因数分解に落とすのが最短である。特に の符号が で変わるため、区間を分けて書く必要がある。グラフは接点 、定義域 、上下関係を反映して描く。目安は18分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、構造を使って検算できる別経路に分けた。等号条件、範囲、必要性と十分性を明示し、積分・総和・極限および主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。