方針
(1) はからと書き,をの1個分と3の倍数に分ける。(2)はが3と互いに素であることを使い,のうちちょうど1つが3の倍数になることを見る。その候補が負にならないことを下限で確認する。別解として,の3連続整数を先に構成し,そこから3ずつ足す帰納的な構成も使える。
解答
(1) であるから と書ける。したがって である。一方 であるから と表せる。よって である。
(2)
まずのときは,任意のについて と表せるので成り立つ。
以下,とする。は3で割り切れないので,は3を法として逆元をもち,の中から を満たすものを選べる。このについて とおけば,は整数である。残る確認は,すなわちである。 のときは明らかにである。のときも である。のときは,ならでよい。残る可能性はだけであるが,この2つについては なので,が選ばれることはない。したがって常にとなり,求める表示 が存在する。
別解
解法2
方針
下限に並ぶ3連続整数を具体的にの形へ直す。以後の整数はこのいずれかに3の倍数を足したものなので,構成したを増やせばよい。
解答
(1) よりである。したがってと取れる。
(2) ならでよい。以下とする。
のときはのときはいずれの場合も,3連続整数は負でない整数を用いてと表せる。
任意のは,この3数のどれかにを加えた形である。対応する表示のをだけ増やせばとなるので,求めるは常に存在する。
総評
難度5,計算量4。目安時間は22分。剰余だけで存在を言い切ると,の確認が抜けやすい問題である。から剰余を合わせる方針は自然だが,下限付近のを個別に見るのが答案の要所になる。別解の3連続整数から出発する構成は,端点確認が見えやすく,記述量も抑えられる。