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東北大学 2019年度
文系数学 前期 第3問

問題

数列を次の漸化式によって定める。

(1) すべての正の整数について,は正であることを示せ。

(2) 一般項を求めよ。

出典:東北大学 2019年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第3問

方針

解法1(隣り合う項の比を取る)

まず初期値が正であることと、 が正なら漸化式から も正になることを帰納法で示す。正性が分かれば比 を定義でき、与えられた漸化式は という等比数列に変わる。最後に と積を計算する。

解法2(対数を取って階差数列にする)

(1)で正性を確保した後、 とおく。積の漸化式を加法の漸化式へ変え、階差 が等差数列になることを使う。

解答

解法1(隣り合う項の比を取る)

(1)

はともに正である。いま と仮定すると、漸化式より である。したがって数学的帰納法により、すべての正の整数 について である。

(2)

(1)より なので とおける。与えられた漸化式 の両辺を で割ると である。すなわち である。

初期値は なので である。したがって

となる。 でも右辺は1となるから、一般に である。

解法2(対数を取って階差数列にする)

(1)

である。また なら

したがって数学的帰納法により、すべての正の整数 である。

(2)

正性より

とおける。漸化式の対数を取ると

ここで とおけば

また

だから

よって

したがって