問題
座標空間において、3点 、、 を通る平面を とする。以下の問いに答えよ。
(1) に垂直で大きさが1のベクトルをすべて求めよ。
(2) 中心が点 で半径が の球が平面 、 平面、 平面、 平面のすべてに接し、かつ が満たされている。このような点 と の組をすべて求めよ。
出典:東北大学 2021年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第6問
方針
解法1(平面内の2ベクトルとの内積を0にする方法)
平面内の2ベクトル の両方に垂直なベクトルを連立方程式で求める。平面の方程式を作り、4平面への距離がすべて半径 に等しい条件を符号別に解く。
解法2(平面の一般形へ3点を代入する方法)
平面を と置き、3点の代入から係数比と定数を決める。(2) は座標平面との接触から中心を8象限の符号で表し、指定された符号条件で2場合に絞る。
解答
解法1(平面内の2ベクトルとの内積を0にする方法)
(1)
が両方に垂直である条件は
これを解くと は の実数倍である。 だから、求める単位ベクトルは
(2)
法線ベクトル を用いると、平面 は
である。球が3つの座標平面すべてに接する条件は
より であり、 または である。
さらに平面 までの距離が だから
のとき
であり、 または を得る。 のとき
より である。したがって求める組は
解法2(平面の一般形へ3点を代入する方法)
(1)
平面を とおく。3点を代入すると
辺々の差から
となり、 を得る。したがって単位法線ベクトルは
(2)
係数を と取れば、 の代入から である。座標平面への距離がすべて で、 だから
前者では平面までの距離条件が
となる。絶対値の中が非負なら 、負なら で、どちらも仮定した符号と整合する。後者では
より である。よって