(1) 与えられた曲線は x=etcost,y=etsint である。導関数は dtdx=etcost−etsint=et(cost−sint) および dtdy=etsint+etcost=et(sint+cost) である。縦接線は dx/dt=0 となる点で生じるので,cost−sint=0 より t=4π である。このときdtdy=eπ/4(21+21)=2eπ/4=0であるから,確かに接線は縦である。
したがって,その接線 l は t=π/4 における x 座標を用いて x=eπ/4cos4π=2eπ/4 すなわち l:x=2eπ/4 である。
(2) I=∫eαtcosβtdt,J=∫eαtsinβtdtとおく。問題の条件より β>0 である。
まず I について,cosβt を積分する形で部分積分すると I=βeαtsinβt−βαJ である。すなわち βI+αJ=eαtsinβt である。
次に J について,sinβt を積分する形で部分積分すると J=−βeαtcosβt+βαI である。すなわち −αI+βJ=−eαtcosβt である。
この2本の連立方程式を解くと,(α2+β2)I=eαt(αcosβt+βsinβt)および(α2+β2)J=eαt(αsinβt−βcosβt)を得る。したがってI=α2+β2eαt(αcosβt+βsinβt)+C1J=α2+β2eαt(αsinβt−βcosβt)+C2である。
(3) 図形 D の境界となる曲線部分は,x 軸上の点 (1,0) に対応する t=0 から,直線 l との接点に対応する t=π/4 までである。したがって 0≤t≤π/4 を用いる。この範囲では dtdx=et(cost−sint)≥0 であるから,x は増加する。x 軸のまわりに回転してできる立体の体積 V は V=π∫y2dx で与えられる。媒介変数 t を用いると V=π∫0π/4(etsint)2et(cost−sint)dt である。したがって V=π∫0π/4e3tsin2t(cost−sint)dt である。
三角関数を積和の形に直す。まず sin2tcost=41(cost−cos3t) であり,sin3t=41(3sint−sin3t) である。よって sin2t(cost−sint)=41(cost−3sint−cos3t+sin3t) となる。
したがって,(2)の公式を α=3,β=1,3 に対して用いればよい。計算をまとめると,∫e3tsin2t(cost−sint)dt=4e3t(53cost−4sint−3cos3t)である。
これを 0 から π/4 まで代入する。t=π/4 ではcost=sint=21,cos3t=cos43π=−21であるから,4e3π/4(53/2−4/2+321)=4e3π/4⋅152=602e3π/4である。t=0 では 41(53−31)=151 である。したがって∫0π/4e3tsin2t(cost−sint)dt=602e3π/4−151=602e3π/4−4である。
よって求める体積は V=60π(2e3π/4−4) である。