方針
交点を とおき、2本の式を差と積で組み合わせる。 により差の式を割ることができ、さらに , を導入すると、正の異なる2数 が存在する条件が判別式 にまとまる。最後に得た条件から実際に第1象限の交点が作れることも確認する。
解答
交点を とする。第1象限の点なので であり、条件より である。2本の曲線の式から が成り立つ。
まず2式を引くと である。ここで だから より なので、両辺を で割って を得る。
次に2式を掛ける。 で割ると である。ここで とおくと、先ほどの式は となる。また積の式は である。 を代入すると すなわち である。これを解くと である。 だから であり、特に である。さらに である。
正の異なる が存在するためには、2次方程式 が正の異なる2解をもてばよい。ここで , なので、必要十分条件は判別式が正であること、すなわち である。上の値を代入すると だから と合わせて を得る。
逆に なら、, として、正の異なる2解 をもつ2次方程式を作れる。このとき であり、 だからとなる。したがって実際に2曲線は第1象限で の交点をもつ。
よって求める範囲は である。
総評
対称な2式から和と積の条件を作る問題で、15分程度が目安である。 を使って差の式を割る場面、 から を読み取る場面が採点上の要点になる。最後に が十分条件でもあることを、 と で確認しておくと、必要条件だけの答案にならない。