方針
導関数は で、 の1次項がない。そこで条件を満たす3つの極値点を作るため、因数分解しやすい を導関数に選ぶ。これにより と を決め、最後に整数 を選んで4次式が4個の相異なる実数解をもつことを因数分解で確認する。
解答
条件を満たす一組を構成する。導関数は である。ここで とおくと であり、これは と因数分解できる。したがって極値をとる点は である。
これらを とおくと、確かに を満たす。
次に とおく。このとき であり、因数分解すると である。したがって の解は であり、4個とも相異なる実数である。
以上より、例えば と定めれば、条件(i)、(ii)をともに満たす。
総評
難度は10段階中5、計算量は10段階中4。これは全解を列挙する問題ではなく、条件を満たす整数係数の4次式を構成する問題として処理できる。導関数の1次項がないことを利用して、因数分解しやすい3次式を選ぶのが発想の中心である。試験場では15分程度で、極値点の不等式と4実根の因数分解確認を必ず書きたい。