方針
まず点 における接線を求め、再交点 を出す。2次関数 と3次関数 の差は3次式で、交点の 座標 を根にもつので、 とおける。面積は符号が で変わることに注意して絶対値付き積分に直し、 の範囲で最小化する。
解答
まず である。点 における接線の傾きは だから、接線は である。この直線と曲線 の交点を求めると すなわち である。左辺は と因数分解できるので、接点 以外の交点は である。したがって である。
2次関数 と は と、その間のもう1点で交わる。もう1点の 座標を とおくと であり、 は を根にもつ3次式である。 の最高次の係数は だから である。よって であり、整理すると である。
したがって である。
次に囲まれる面積を求める。 では なので微分すると では だから、 は で最小になる。
このときしたがって
別解
解法2:面積の微分を積分の形のまま判定する
方針
交点の第3の横座標を と置くところまでは同じだが、面積を4次式へ展開しない。重み と点 の距離の積分と見て、微分の符号を対称性から決める。
解答
接線と曲線の再交点は である。
第3の交点の 座標を とするとであり、最高次係数を比べてよって囲まれる面積は を少し動かしたとき、 の部分では距離が増え、
の部分では距離が減るので では の符号は の符号と一致する。
したがって最小は のときである。
このとき面積は対称性から
総評
難度は10段階で6、計算量は10段階で5程度。試験場では30分程度。接線の再交点を出した後、 の根を と置く発想が中心である。面積計算では を境に上下関係が入れ替わるため、絶対値を外す向きを間違えないことが重要である。最後の最小化は重い式に見えるが、 では と見れば増減はすぐ決まる。