方針
下2桁は で割った余りで決まる。 なので,まず を で割った余りに落とすとよい。 を の倍数, の倍数だが の倍数でない数,偶数だが の倍数でない数, と互いに素な数に分ける。それぞれ の に関する余りを出し,最後に実際にその下2桁が現れる例を添えて,候補漏れがないことを確認する。
解答
下2桁は で割った余りで決まる。 を で割った余りは, を で割った余りによって決まる。 を と での割れ方により分ける。
まず が の倍数のとき, は の倍数であるから である。
次に, が の倍数で の倍数でないとする。このとき と書け, は奇数である。すると である。 であり,奇数 については だから である。したがって下2桁は である。
次に, が偶数で の倍数でないとする。 と書くと, は の倍数ではない。 で割った余りが でない数の4乗は で割ると 余るので, である。よって となり, である。
最後に, が と互いに素であるとする。このとき は奇数で,かつ の倍数でない。したがって であるから である。よって である。
以上から,候補は である。実際, とすれば,それぞれ が現れる。したがって求める下2桁は である。
と での割れ方による4分類で、すべての整数 を尽くす。
別解
解法2(20を法とする周期性)
方針
が100の倍数になることから、下2桁は の20による剰余だけで決まる。剰余を偶奇と5の倍数性でまとめ、代表元だけを計算する。
解答
二項定理によりは100の倍数である。したがって の下2桁は を20で
割った余りだけで決まる。
20個の剰余を一つずつ計算する必要はない。次の4類にまとめられる。第3行は として、第4行は
かつ から従う。
実際、 でそれぞれ
が現れる。よって求める下2桁はである。
総評
難度5,計算量4。 で割った余りを直接100通り調べるのではなく,先頭の係数 に注目して の に関する余りへ落とすのが核心である。場合分けは と の割れ方で尽くすと漏れがない。特に の倍数で奇数の場合は下2桁が に固定されること,偶数で の倍数でない場合は になることを合同式で明記したい。15分程度で,最後に実現例まで書くと答案として締まる。