方針
は に依存しないので、まず指定された の値を の条件へ直す。(1) は端の和になり、 は一意に決まる。(2) では として を固定する。 の取り得る範囲は により変わるため、、、、 に分ける。各 に対して は 通りである。(3) は (2) の個数を で合計する。別解として、総数だけなら と置き、 を直接動かして を二重和にしてもよい。
解答
(1) となる条件は すなわち である。条件より 、 なので、 となるのは の場合に限られる。このとき は を満たす整数であるから、 通りである。
また となる条件は すなわち である。条件より 、 なので、 となるのは の場合に限られる。このとき は を満たす整数であるから、 通りである。
したがって答えは である。
(2)
以下 とする。このとき である。したがって は と同値である。
条件 、 から である。したがって がこの範囲に入らない、すなわち または のとき、個数は0である。
次に とする。 とおくと、 から 、また である。よって である。各 に対して は を満たす整数であるから、その個数は である。したがって個数は である。
次に とする。このとき とおくと、 から すなわち である。また なので である。各 に対する の個数は同じく であるから、求める個数は である。 とおくと であり、 を戻すと となる。
以上より、個数はである。 では中央の2式が同じ値 を与える。
(3)
(2) の結果を全ての整数 について足せば、 パターンの総数が得られる。ただし を二重に数えないように、後半の和は から始める。である。したがって である。
別解
解法2(正方形内の対角線で数える)
方針
とおくと は整数格子の正方形 を動く。重みの条件は対角線 になり、各格子点に対して は 通りある。対角線上の重み付き格子点数として (2) を求め、(3) は正方形全体の二重和で出す。
解答
(1)
は と同値であり、範囲条件から に限る。 なので 通りである。同様に は と同値であり、 に限るから の 通りである。
(2)
とし、 とおく。するとである。また固定した に対し、 だから は通りある。
はと同値である。 または なら正方形内に格子点はない。
のとき、対角線上の格子点はである。各点の の個数は だから、総数は のとき、 とおけば格子点はである。よって総数はしたがってである。
条件 は、正方形内を横切る傾き1の対角線になる。
(3)
正方形内のすべての を直接動かすと、総数は
総評
文系第3問を全範囲の と総数まで拡張した問題である。目安時間は22分。 が だけで決まること、固定した に対して が 通りあることが軸になる。(2) は と で の動く範囲が変わるため、境界を丁寧に書く必要がある。(3) では の二重計上に注意する。総数については直接二重和で数える別解も短く、検算として有効である。