問題
座標平面上に8本の直線
がある。以下,16個の点
から異なる5個の点を選ぶことを考える。
(1) 次の条件を満たす5個の点の選び方は何通りあるか。
上の8本の直線のうち,選んだ点を1個も含まないものがちょうど2本ある。
(2) 次の条件を満たす5個の点の選び方は何通りあるか。
上の8本の直線は,いずれも選んだ点を少なくとも1個含む。
方針
解法1(空行・空列の本数で場合分けする方法)
選んだ点を含まない行数を 、列数を とする。(1)は の3場合に分け、残った格子の全行・全列を使うように数える。(2)は行・列の点数分布がともに になることを使う。
解法2(包除原理で使用行・使用列を数える方法)
格子から5点を選び、全 行・全 列を使う個数を包除原理で求める。(1)は使用行数と使用列数が の場合を足し、(2)は8本の行・列が空になる事象に直接包除原理を適用する。
解答
解法1(空行・空列の本数で場合分けする方法)
4本の横線を「行」、4本の縦線を「列」と呼ぶ。
(1)
空の行数を 、空の列数を とすると
のとき、使う2行の選び方は 通りである。残る 格子で全4列を使って5点を選ぶには、1列に2点、他の3列に1点ずつ置く。2点を置く列は4通り、他の3列では上下を選べるので
通りである。対称性から も192通りである。
のとき、空の1行と1列の選び方は 通りである。残る 格子から5点を選び、3行3列をすべて使う。全体は 通りで、さらに空になる1行を指定した選び方は 通り、空になる1列についても同様である。2本以上がさらに空なら残る点は高々4個なので、5点を選べない。よって
したがってこの場合は 通りである。合計は
(2)
5点で4行をすべて使うから、行ごとの点数分布は である。列についても同じである。2点を含む行を 、2点を含む列を とすると、その選び方は
通りである。
交点 を選ぶ場合、 上のもう1点の列が3通り、 上のもう1点の行が3通りである。残る2行と2列を1対1に対応させる方法が2通りなので
通りである。
交点 を選ばない場合、 上で使う2列の選び方と 上で使う2行の選び方がそれぞれ 通りである。最後の点の位置は一意に決まるから
通りである。よって
以上より、答えは
解法2(包除原理で使用行・使用列を数える方法)
(1)
空の直線が2本なら、使用する行数と列数の組は
のいずれかである。
格子では5点を選べば2行は自動的に使われる。全4列を使わない選び方を除くと
格子では、1行または1列を空にする選び方を除けばよい。2本以上をさらに空にすると残る点が4個以下になるので、補正項はない。よって
使用する行と列の選び方も掛けると
(2)
16点から5点を選ぶ全選択は 通りである。8本の行・列のいずれかが空になる事象に包除原理を用いる。
1本を空にすると残り12点なので、1次の項は
2本を空にする場合、同方向の2本なら残り8点で、その組は 組、行と列を1本ずつなら残り9点で16組ある。3本では、同方向2本と他方向1本の場合だけ5点を選べ、残り6点、その組は
組である。4本以上を空にすると残る交点は高々4個なので寄与しない。
したがって求める個数は