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東京大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

座標平面上の点(x,y)が次の方程式を満たす。2x2+4xy+3y2+4x+5y4=0このとき,xのとりうる最大の値を求めよ。

難易度4/ 10計算量3/ 10目安6

図形と方程式方程式・不等式 判別式、範囲評価、文字消去

方針

与式を固定した x に対する y の2次方程式とみる。最高次係数は 3>0 なので、ある実数 y が存在する条件は判別式が0以上であることと一致する。この判別式を x だけの2次不等式に直し、得られる閉区間の右端を求める。最後に判別式が0になる端点でも実数 y が存在することを確認し、最大値が単なる上限ではなく実際に達成されることまで押さえる。

解答

与えられた方程式を y について整理すると 3y2+(4x+5)y+2x2+4x4=0 である。ここで x を固定して考える。実数 y が存在するための必要十分条件は、この2次方程式の判別式が0以上であることである。判別式を計算すると Δ=(4x+5)243(2x2+4x4) であり、展開して Δ=16x2+40x+2524x248x+48=8x28x+73 となる。したがって条件は 8x28x+730 すなわち 8x2+8x730 である。

この2次方程式 8x2+8x73=0 の解はx=8±82+487316=8±20616=2±564である。よって実数 y が存在する x の範囲は 2564x2+564 である。

右端では判別式が0であり、そのとき y=4x+56 が実数として定まるので、右端の x は実際にとられる。したがって x のとりうる最大値は 5624 である。

総評

難度4、目安時間6分。2次曲線の標準形に直すより、y を消去する判別式処理が最短で安定する。採点上は、y についての2次方程式と見ること、判別式 8x28x+73 の符号を間違えないこと、右端で判別式が0となり最大値が実際に達成されることを書くのが要点である。計算は軽いが、最後に左端ではなく右端を選ぶ取り違えが起こりやすい。

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出典: 東京大学 2012年度 第2次学力試験 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。