方針
(1) は とおき、 を使って を完全平方にする。(2) は放物線を と見て、焦点が 、準線が であることを使う。ただし と を使うには、 の順序と の確認が必要である。半直線を と表し、放物線との交点が にただ1つあることを示してから、焦点距離と準線までの距離をつなぐ。
解答
(1) とおく。 より であり、 である。点 は なのでである。 だからしたがってであり、これは によらない。
(2)
放物線はと書けるので、焦点は 、準線は である。
先に点の順序を確認する。半直線 上の点をと表す。 の 座標から放物線の 座標を引いたものをとおく。 なら ( の一点を除く)であり、である。よって放物線との交点はただ1つで、そのパラメータは である。 のときも だから、零点は である。したがって はこの順に並び、である。
点 の 座標を とする。半直線は から下向きで、 は より先にあるからゆえに である。一方、放物線の焦点・準線の性質より以上と (1) を用いるとしたがって、この長さの和も によらずである。
図は の模式図である。半直線上の順序は であり、 は直線 より下にある。
総評
難度6、目安時間22分。(1) の完全平方と、(2) で放物線の焦点が問題中の点 に一致することが二つの要点である。採点上は、焦点・準線の性質を書くだけでなく、 を使える点の順序と、 の符号を確認する必要がある。旧資料の では (1) の一定値性が崩れるが、原典は である。準線を と取り違えること、 が より先にあることを無説明で仮定することが典型的な失点である。