方針
まず角の条件を直線 の傾きに変換する。 から見た は左向きの水平線で、 なので である。したがって から同じ角だけ上がる直線 の傾きも になる。これを直線 と連立して を求め、三角形 の面積を の1変数関数にする。最後は の開区間で微分し、端点で面積が0に近づくことと内部の停留点で最大をとることを確認する。
解答
直線 の方程式は である。点 から見て であるから、左向きの水平線 と のなす角について である。
また は右向きの水平線である。条件 より、直線 は右向きの水平線から角 だけ上がる直線であるから、その傾きは である。したがって直線 は と書ける。
これを と連立すると であり、両辺に を掛けて を得る。
\newpage
したがって を得る。
角条件と各点の位置関係は、例えば次の図のようになる。
ここで より 、 なので、確かに は線分 上にある。
三角形 の面積を とする。であるからである。したがって となる。
微分すると である。分母は正なので、符号は で決まる。 で となるのは のときだけである。また で 、 で である。
さらに 、 では であるから、最大は でとる。このとき であり、分子を整理すると なので である。したがって求める最大値は である。
総評
難度5、目安時間10分。角条件を傾きへ落とす最初の一手が勝負で、ここで と の向きが反対であることを図で確認したい。 の座標を出した後は、面積を行列式型の計算で に整理すれば標準的な最大値問題になる。失点しやすいのは、 が線分 上に入る確認、開区間 の端点で最大が出ない確認、最大値の根号整理である。