直線と円の交点を直接求めるより、円の中心 P から直線 QR までの距離を使う。QR は半径1の円の弦であり、中心から弦までの距離を d とすると、弦長は 21−d2、三角形の高さは d である。これで S(a) を出す。最大化では S(a)>0 なので S(a)2 を最大化してよく、根号を消した有理式を微分する。臨界点のうち 0<a<1 に入るものを選び、増減または端での極限から最大点を確認する。
解答
(1) 直線 y=a(x+1) は ax−y+a=0 と書ける。円 C の中心は P(0,1) で半径は1である。点 P からこの直線までの距離を d とすると d=a2+1∣a⋅0−1+a∣=1+a21−a である。ここで 0<a<1 より 1−a>0 を用いた。
直線と円の交点 Q,R を結ぶ線分は円の弦である。半径1の円で、中心から弦までの距離が d であるから、弦の半分の長さは 1−d2 である。したがって QR=21−d2 である。ここで1−d2=1−1+a2(1−a)2=1+a21+a2−(1−2a+a2)=1+a22aであるから QR=21+a22a となる。 △PQR の底辺を QR とみると、高さは中心 P から直線 QR までの距離 d である。よってS(a)=21⋅QR⋅d=21⋅21+a22a⋅1+a21−aである。したがって S(a)=1+a2(1−a)2a である。
(2)0<a<1 では S(a)>0 なので、S(a) を最大にする a は S(a)2 を最大にする a と同じである。 S(a)2=(1+a2)22a(1−a)2 とおく。これを微分すると dadS(a)2=(1+a2)3−2(a−1)(a+1)(a2−4a+1) である。0<a<1 では分母は正、また a+1>0、a−1<0 である。したがって符号は a2−4a+1 の符号で決まる。