(1) u=2x+y,v=2x−y とおく。これは xy 平面内で座標軸を 45∘ 回転する変換である。正方形 S は ∣u∣+∣v∣≦2,z=0 と表される。
直線 BD は u 軸である。したがって S を BD のまわりに回転してできる立体 V1 は、各 u に対して半径 2−∣u∣ の円板をもつので v2+z2≦(2−∣u∣)2 で表される。
平面 x=t は 2u+v=t すなわち u+v=2t である。よってこの平面上では v=2t−u であり、断面は z2≦(2−∣u∣)2−(2t−u)2 を満たす点からなる。
まず u≦0 では z2≦(2+u)2−(2t−u)2=2(1+t)(1−t+2u) である。したがって −21−t≦u≦0 である。
次に u≧0 では z2≦(2−u)2−(2t−u)2=2(1−t)(1+t−2u) である。したがって 0≦u≦21+t である。
平面 x=t 上で u が du だけ変化すると、実際の長さは 2du である。よって面積要素は 2dudz である。したがって断面積は2∫−(1−t)/2022(1+t)(1−t+2u)du+2∫0(1+t)/222(1−t)(1+t−2u)du.第1項では w=1−t+2u とおくと2∫−(1−t)/2022(1+t)(1−t+2u)du=342(1−t)1−t2である。第2項では w=1+t−2u とおくと2∫0(1+t)/222(1−t)(1+t−2u)du=342(1+t)1−t2である。よって断面積は342{(1−t)+(1+t)}1−t2=3821−t2である。
(2)
同様に、V2 は v 軸まわりの回転体であるから u2+z2≦(2−∣v∣)2 で表される。
対称性により、u≧0,v≧0 の部分を求めて4倍すればよい。さらにこの第1象限内では、直線 u=v に関して対称であるから、0≦u≦v の部分を求めて、最終的に8倍すればよい。
第1象限では u+v≦2 である。0≦u≦v の部分では (2−v)2−u2≦(2−u)2−v2 となるので、z の範囲は −(2−v)2−u2≦z≦(2−v)2−u2 である。
ここで q=2−v とおくと、考える領域は T:u≧0,q≧0,u≦q,u+q≦2 となる。この部分の体積を J とする。u=rsinθ,q=rcosθとおき、領域 T を原点から出る角度 θ の細い扇形に分ける。高さは2q2−u2=2rcos2θであり、半径 r から r+dr までの細い扇形の面積は rdrdθ である。領域 T は0≦θ≦4π,0≦r≦sinθ+cosθ2で表される。各 θ について半径方向の体積を先に足すと[32r3cos2θ]02/(sinθ+cosθ)dθとなる。したがってJ=342∫0π/4(sinθ+cosθ)3cos2θdθ.残った積分をI=∫0π/4(sinθ+cosθ)3cos2θdθとおく。まず t=tanθ とするとcos2θ=1+t21−t2,sinθ+cosθ=1+t21+t,dθ=1+t2dtだからI=∫01(1+t)5/21−tdt.さらにw=1+t1−tとおくとt=1+w21−w2,dt=−(1+w2)24wdw.このとき被積分関数と dt の積は −w2dw となり、t=0,1 はそれぞれ w=1,0 に対応する。よってI=∫10(−w2)dw=∫01w2dw=31.したがってJ=942.求める共通部分全体の体積は 8J なので9322である。
左図の三角形 T が、対称性で全体の 1/8 に絞った積分領域である。