方針
(1) はを10で割った余りの周期4をそのまま書く。(2)は4で割った余りの周期2を使う。(3)では以降,が4で割って3余ることを帰納的に示す。するとの指数は4で割って3余るため,(1)の周期4から1の位が7と分かる。
解答
(1) を10で割った余りは を周期4で繰り返す。したがってである。
(2) なので である。よってである。
(3)
まず である。ここで,に対して であることを示す。ではなので成り立つ。もしなら,特には奇数である。(2)より,奇数乗のは4で割って3余るから である。したがって帰納法により である。
特に である。よって を10で割った余りは,(1)の周期4で指数が3に当たる場合だから である。
別解。 を実際に計算する必要はない。10で割った余りを見るには指数を4で割った余りだけが必要であり,その指数の4での余りは(2)で決まる。このように,外側の法を調べるために内側の指数を別の法で見るのが本問の構造である。
別解
解法2
方針
余りの表を長く追わず,とから周期を確定する。(3)ではすべてのが奇数であることを先に使い,でを一段で導いて,最後に10での周期へ戻す。
解答
(1) であり,の余りは順にである。したがって(2) より(3) は奇数であり,3の累乗は常に奇数なので,すべてのは奇数である。したがってに対して特にである。(1)の周期4へ戻るとよって求める余りはである。
総評
難度4,計算量3。目安時間は12分。累乗の余りの周期を2段階で使う問題である。(1)の周期4だけでなく,指数を決めるために(2)の周期2,すなわち4で割った余りを見る必要がある。をで帰納的に示しておけば,巨大な数を計算せずにの1の位へ到達できる。結論だけを急ぐと,指数をそのまま10で追おうとして破綻しやすい。