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横浜国立大学 2016年度 前期理系数学 第4問

a を正の定数とする.2つの曲線 C1:y=xlogxC2:y=ax2 の両方に接する直線の本数を求めよ.ただし,limx(logx)2x=0 は証明なしに用いてよい.

難易度7/ 10計算量6/ 10目安25

指数・対数微分 接線・法線、パラメータ処理、グラフの概形、場合分け

方針

C1 の接点を t>0C2 の接点を s として,共通接線の傾きと切片を一致させる。u=as とおくと,解の個数は 2logu2u+1=loga の解の個数になるので,u<0u>0 に分けて増減を調べる。

解答

C1 上の x=t  (t>0) における接線はy=(logt+1)xtである。また,C2 上の x=s における接線はy=2asxas2である。両者が一致する条件はlogt+1=2as,t=as2である。u=as とおくと t=u2/a であり,条件はlogu2a+1=2uすなわち2logu2u+1=loga(u0)となる。

ϕ(u)=2logu2u+1 とおく。u<0 ではϕ(u)=2u2<0であり,uϕ(u)u0ϕ(u) である。したがって負の解は常に1個ある。

次に u>0 では ϕ(u)=2u2 であるから,0<u<1 で増加し,u>1 で減少する。最大値はϕ(1)=1である。また u0+u のどちらでも ϕ(u) である。よって正の解は,loga<1 のとき2個,loga=1 のとき1個,loga>1 のとき0個である。

以上より,共通接線の本数は{3(0<a<e1),2(a=e1),1(a>e1)である。

別解

別解(接点1つと判別式で定数分離)

方針

C1 上の接点だけを t とおき,その接線と放物線 C2 の交点方程式が重解をもつ条件を使う。これにより a=F(t) と定数分離し,F の増減から本数を数える。

解答

C1 上の x=t  (t>0) における接線はy=(logt+1)xtである。この直線と C2:y=ax2 の交点はax2(logt+1)x+t=0をみたす。両者が接するための必要十分条件は,この二次方程式の判別式が 0 となることである。よって(logt+1)24at=0,すなわちa=F(t):=(logt+1)24t(t>0).(1)1つの t から接線は一意に定まるため,共通接線の本数は (1) の正の解の個数に等しい。

微分するとF(t)=(logt+1)(1logt)4t2.またF(e1)=0,F(e)=1e,であり,端での様子はlimt+0F(t)=+,limtF(t)=0である。後者は問題文で与えられた極限から従う。以上より Ft(0,e1)e1(e1,e)(e,)F+000e1e10と変化する。

したがって,水平線 y=a  (a>0) との交点数は,{3(0<a<e1),2(a=e1),1(a>e1)である。ゆえに共通接線の本数も同じく{3(0<a<e1),2(a=e1),1(a>e1)となる。

総評

難度7,計算量6。想定時間は25分程度。接点を2つ置いて傾きと切片を一致させ,未知数を u=as にまとめる発想が山場である。u<0 に常に1解あることを忘れやすく,u>0 の最大値 1loga の比較で本数を分類する必要がある。

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出典: 横浜国立大学 2016年度 前期 数学 第6問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。