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横浜国立大学 2019年度 前期文系数学 第1問

赤色,白色,黄色の3つのさいころを同時に投げ,それぞれのさいころの出た目をx,y,zとする。xyの最小値をm,最大値をMとする。次の問いに答えよ。

(1) mzMとなる確率を求めよ。

(2) mzMという条件の下で,Mm=3となる条件付き確率を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安10

確率場合の数 数え上げ、条件付き確率、場合分け

方針

(x,y) を固定すると,z の許される個数は xy+1 個である。これをすべての順序つきの (x,y) について数える。(2) は xy=3 の順序つきの組だけを数え,(1)の事象の個数で割る。

解答

(1)
(x,y) を固定すると,mzM をみたす z の個数はMm+1=xy+1である。したがって有利な出方の総数はx=16y=16(xy+1)である。ここでx=16y=16xy=2{15+24+33+42+51}=70だから,有利な出方は 70+36=106 通りである。全事象は 63=216 通りなので,求める確率は106216=53108である。

(2)
Mm=3xy=3 と同値である。このような順序つきの (x,y)2(63)=6通りあり,各場合で z は4通りである。したがって,mzM かつ Mm=3 となる出方は 64=24 通りである。

よって条件付き確率は24106=1253である。

別解

解法2

方針

d=xy ごとに、順序つき組 (x,y) の個数と許される z の個数を表にする。条件付き確率の分子は、その表の d=3 の行だけを取り出せばよい。

解答

(1)
d=xy とおく。d=0 のとき順序つき組 (x,y) は6通り、1d5 のときは 2(6d) 通りである。また、各組に対して zd+1 通り選べる。d012345#(x,y)6108642#z12345662024242012よって条件をみたす出方は6+20+24+24+20+12=106通りである。したがって10663=53108となる。

(2)
条件 Mm=3d=3 である。表より、もとの条件も同時にみたす出方は24通りだから、求める条件付き確率は24106=1253である。分母は全216通りではなく、条件 mzM をみたす106通りであることに注意する。

総評

難度4,計算量4。想定時間は10分程度。核心は (x,y) を固定すると、区間 [m,M] に入る整数 zMm+1=xy+1 個になることである。二重和でも差ごとの表でも106通りを再現できる。条件付き確率では、分母を全事象216通りではなく、条件 mzM をみたす106通りとする。

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出典: 横浜国立大学 2019年度 前期 数学 第1問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。