方針
を について整理して定点を見つける。その定点に対応する因子 を取り出し、 が重根になる場合と二次因子自身が重根をもつ場合に分ける。
解答
(1)
を について整理すると では を含む係数がともに0となりしたがって は常に定点を通る。
(2)
因数分解すると が 軸に接するための必要十分条件は、 が重根をもつことである。
が二次因子の根でもある場合はしたがって二次因子が重根をもつ場合はしたがって直線と放物線はで接する。このときとなり、 は極値をとらない。したがって求める集合はとの和集合から、点 を除いたものである。
(3)
直線上ではしたがって なので二つの停留点は異なり、極値は放物線上では停留点はであり、極値は
別解
解法2(重根と残りの根の一般形を使う)
方針
接点の 座標を重根 、残りの根を として と表す。常に根3をもつことから または に分け、係数比較で を決める。
解答
(1)
によらずなので、定点は である。
(2)
接点の 座標を重根 、残りの根を とする。最高次係数が なのでまた は常に根だから、次の2場合だけを考えればよい。Iではとなり、係数比較からIIではとなり両方で となるのは で、このとき三重根となって極値をもたない。よって解法1の図の2曲線から を除く。
(3)
一般にとすると二つの停留点での値はIでは なのでIIではなので
総評
難度7、目安時間28分。定点 は単なる(1)の答えではなく、以後の因数 を与える誘導である。接する条件を重根として分類すると、直線と放物線が現れる。交点 は三重根で単調となるため必ず除外する。領域図では曲線全体を示し、除外点を白丸で表した。