方針
負の整数根をと置く。方程式からが8の正の約数であることを示して有限個を調べ、因数分解する。積分は根の中点3だけ平行移動して奇関数部分を消す。
解答
(1)
負の整数根をとする。ただしは正の整数である。よりしたがって右辺が整数なのでは8の正の約数であり、である。各候補で右辺を調べるとである。正の2の累乗になるのはのときだけで、である。
このときゆえにである。実際、である。
(2)
とおくと、積分区間はとなり、対称区間では奇関数部分の積分が0なので
別解
解法2:解と係数の関係から整数根を決める
方針
3根をと置き、積・和・2根ずつの積に解と係数の関係を使う。得られたで残り2根を二次方程式から求め、積分は原始関数へ端点を代入して確認する。
解答
(1)
負の整数根を、残りの2根をとする。解と係数の関係からよって特には整数なのでは8の正の約数である。また2根ずつの積の和からすなわちを代入するととなり、2の正の累乗は8だけである。したがってこのときなので順序を付ければ(2)
のときの原始関数をとする。端点をとし、とおいて偶奇に分けて差を取るとしたがってまたでは、なのでであり、積分値が負であることとも整合する。
総評
難度6、計算量5。負の整数根が定数項8の約数に限られることが入口である。候補表でだけが残り、解と係数の関係でも同じ結論を確認した。積分は中点3への平行移動で奇関数部分を消す方法が速い。区間内でなので、答えの符号も妥当である。