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横浜国立大学 2024年度 前期文系数学 第2問

xyz空間内に,2点P(1,2,3)Q(4,4,9)を通る直線lがある。点A(9,1,7)からlにひいた垂線とlとの交点をHとする。また,lと点B(1,2,15)を含む平面をαとする。次の問いに答えよ。

(1) Hの座標,および線分HAの長さを求めよ。

(2) 以下の2つの条件をともにみたす,平面α上の点Cの座標をすべて求めよ。HCl,HC=HA

難易度5/ 10計算量5/ 10目安20

ベクトル図形と方程式 座標設定内積の利用ベクトル成分計算

方針

直線の方向ベクトルを簡約し、内積による正射影でHを求める。平面α内かつ直線lに垂直な方向を1本作り、長さ条件でその係数を決める。

解答

(1) PQ=(3,6,6)=3(1,2,2)なので、直線lの方向ベクトルをd=(1,2,2)とする。H=P+tdとおくと、AHlより(APtd)d=0.したがってt=(AP)dd2=(8,1,4)(1,2,2)9=189=2.よってH=(3,2,7),HA=(6,3,0)=35.(2)PB=(0,0,18)なので、平面α内の方向はde=(0,0,1)で張られる。平面内でdに垂直なベクトルをw=sd+teとおくとwd=9s+2t=0.t=9s/2よりw=(s,2s,52s),w2=454s2.HC=HA=35からw2=45なのでs=±2である。したがってC=H+(2,4,5)=(5,6,2)またはC=H+(2,4,5)=(1,2,12)である。両点は平面α上で、HClを満たす。

別解

解法2:平面と垂直平面の連立方程式

方針

まず平面αの方程式を求める。点C=(x,y,z)に対し、平面上、HCl、距離HC=HAの3条件を順に連立して解く。

解答

(1)
直線l(x,y,z)=(1,2,3)+t(1,2,2)と表す。Hに対応するt{A(1,2,3)t(1,2,2)}(1,2,2)=0からt=2である。よってH=(3,2,7),HA=35.(2)
d=(1,2,2)PB=(0,0,18)の外積は(36,18,0)に平行である。したがって平面αの方程式は2(x1)+(y2)=0,すなわち2x+y4=0.C=(x,y,z)とすると、HCl(x3,y+2,z7)(1,2,2)=0,すなわちx2y+2z21=0.初めの2式からy=42x,z=295x2.よってy+2=2(x3),z7=52(x3).距離条件HC2=45(x3)2+4(x3)2+254(x3)2=45,したがって454(x3)2=45,x3=±2.各値を代入するとC=(5,6,2),(1,2,12)の2点を得る。

総評

難度5、計算量5。直線の方向ベクトルを(1,2,2)に簡約すると計算が軽くなる。第一解法は平面内の1次元の垂直方向、第二解法は平面方程式と距離条件の連立である。得られた2点はいずれも2x+y4=0HC(1,2,2)=0HC2=45を満たすことを代入確認した。

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出典: 横浜国立大学 2024年度 前期 文系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。