問題
とする.次の問いに答えよ.(1) 関数の区間における最小値を,を用いて表せ.(2) (1)で求めた最小値がとなるときのの値をとおく.を求めよ.(3) 座標平面上の曲線を,点を中心とする半径の円をとする.との共有点の個数を調べよ.(4) 座標平面において,点が曲線上を動くときの点と点の距離の最小値を考える.その最小値がに等しくなるようなの値の範囲を求めよ.
出典:広島大学 2017年度 前期 理系 第2問
方針
解法1
(1)はからでの最小値を求める。(3)では円と曲線の交点条件をに直し,(1)の三次式の正の解の個数に帰着する。(4)も距離の二乗をと表し,となる条件を使う。
解法2
円との共有点と距離を同じ式 の符号問題へ統一し,接する境界を から求める。
解答
解法1
(1)
である。では,はで減少し,で増加する。よって最小値はでとり,
である。
(2)
(1)の最小値がであるから
である。両辺を二乗して
となる。したがって
である。
(3)
円の方程式はである。を代入すると
すなわち
である。とおくと,の共有点のほかに,で
を満たすものを調べればよい。これは(1)のである。
とおく。(1),(2)より,ではとなり正の解はない。では正の重解を一つもつ。では正の解を二つもつ。よって共有点の個数は
である。
(4)
とし,とおく。点との距離の二乗は
である。のとき距離はであるから,最小値がに等しいための条件は,すべてのでとなることである。これはでとなることと同値であり,(1),(2)より
である。
解法2
(1)
より最小点は ,最小値は
(2)
境界 を満たす は
(3)
円と の共有点は
とすると,正の根は で0個, で1個, で2個。各正根から が出るので共有点数は順に
(4)
距離の二乗は 。これが常に 以上となる条件は だから