方針
内積条件を一次不定方程式に直し,一般解を整数で表す。をの二次式にして長さ順を決める。(4)は四角形を二つのベクトルで張られる平行四辺形として表し,内部または周上の格子点条件を係数の範囲と整数条件から直接絞り込む。
解答
(1)
とおくとである。すなわちである。,はこれを満たすので,求める格子点の一つはである。
(2)
の整数解は,整数を用いてと表される。このときである。整数について調べると,最小は,次に小さいのはである。したがってである。
(3)
(2)の二次式の値はの順に小さくなる。よってに対してである。したがってであり,またよりである。
(4) ,であるからであり,である。
四角形は,,で張られる平行四辺形である。この平行四辺形の周および内部の点はと表される。すなわちである。これよりとなる。が格子点ならはいずれもの整数倍である。,とおくとである。が整数となるにはまたはでなければならない。したがって格子点はまたは上に限られる。実際にを代入して,求める格子点はおよびである。
別解
解法2
方針
一次不定方程式の解集合を1本の格子直線として表し,原点からの距離を平方完成して順序づける。(4)は平行四辺形の行列式と合同条件で格子点を列挙する。
解答
(1) の一解は(2) 一般解は整数 で最小は0,次は1だから(3) 距離順は 。よって(4) ,。平行四辺形は で張られ,。格子点は2本の辺上に各4点あり,
総評
難度7,計算量7。想定時間は25分程度。内積条件を一次不定方程式に落とした後,長さ順と平行四辺形内の格子点をどちらも整数パラメータで処理する問題である。(3)の並び順を誤ると(4)の四角形が変わるため,の二次式で順序を確認することが重要である。