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広島大学 2017年度 前期理系数学 第4問

座標空間内の平面H:z=0とその上の曲線C:x24+y2=1を考える.C上の点を通りz軸に平行な直線の全体が作る曲面をKとする.C上の2A(1,32,0),B(1,32,0)に対し,線分ABを含み平面H45の角をなす平面をTとする.ただし,平面Tz軸の交点のz座標は正であるとする.平面H,平面Tおよび曲面Kが囲む二つの立体のうちz軸と交わるものをVとする.次の問いに答えよ.
(1) 立体Vと平面Hの共通部分の面積を求めよ.
(2) 立体Vを平面x=t (1<t<2)で切ったとき,断面の面積S(t)tを用いて表せ.
(3) 立体Vの体積を求めよ.

難易度6/ 10計算量6/ 10目安18

積分図形と方程式 座標設定面積計算体積計算

方針

平面Tは線分ABを含むのでz=x+1と求まる。したがってVの底面は楕円x24+y21のうち1x2の部分である。(2)はx=tで切った長方形状の断面を求め,(3)はその断面積を積分する。

解答

(1)
平面TABを含むから,yによらずz=m(x+1)と表せる。平面Hとの角が45であり,z軸との交点のz座標が正であるからm=1である。よってT:z=x+1である。

Vz軸と交わる方の立体なので,底面はx24+y21,1x2で表される。この面積は124x2dxである。半径2の円の上半分で考えると,2x1の部分の面積を引けばよいので2π(2π332)=4π3+32である。

(2)
1<t<2で平面x=tにより切ると,y方向の長さは21t24=4t2であり,z方向の高さは0zt+1だからt+1である。よってS(t)=(t+1)4t2である。

(3)
体積は12(t+1)4t2dtである。ここで12t4t2dt=3であり,(1)より124t2dt=4π3+32である。したがって求める体積は4π3+332である。

別解

解法2

方針

楕円を x=2u で単位円へ変換し,底面積と x 方向の一次モーメントを別々に計算して体積を求める。

解答

(1) 平面は T:z=x+1。底面は楕円内の 1x2 であり,B=124x2dx=4π3+32.(2) x=t の弦長は 4t2,高さは t+1 なのでS(t)=(t+1)4t2.(3) 体積は底面上の高さ x+1 の積分,すなわち面積 B と一次モーメントの和である。12x4x2dx=3.したがってV=B+3=4π3+332.

総評

難度6,計算量6。想定時間は18分程度。平面Tz=x+1と決めると,断面積の積分に素直に落ちる。底面積と4x2dxの評価で円の扇形と三角形の面積を正しく使うことが計算上の山である。

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出典: 広島大学 2017年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。