方針
平面Tは線分ABを含むのでz=x+1と求まる。したがってVの底面は楕円4x2+y2≦1のうち−1≦x≦2の部分である。(2)はx=tで切った長方形状の断面を求め,(3)はその断面積を積分する。
解答
(1)
平面TはABを含むから,yによらずz=m(x+1)と表せる。平面Hとの角が45∘であり,z軸との交点のz座標が正であるからm=1である。よってT:z=x+1である。
Vはz軸と交わる方の立体なので,底面は4x2+y2≦1,−1≦x≦2で表される。この面積は∫−124−x2dxである。半径2の円の上半分で考えると,−2≦x≦−1の部分の面積を引けばよいので2π−(32π−23)=34π+23である。
(2)
−1<t<2で平面x=tにより切ると,y方向の長さは21−4t2=4−t2であり,z方向の高さは0≦z≦t+1だからt+1である。よってS(t)=(t+1)4−t2である。
(3)
体積は∫−12(t+1)4−t2dtである。ここで∫−12t4−t2dt=3であり,(1)より∫−124−t2dt=34π+23である。したがって求める体積は34π+233である。
別解
解法2
方針
楕円を x=2u で単位円へ変換し,底面積と x 方向の一次モーメントを別々に計算して体積を求める。
解答
(1) 平面は T:z=x+1。底面は楕円内の −1≦x≦2 であり,B=∫−124−x2dx=34π+23.(2) x=t の弦長は 4−t2,高さは t+1 なのでS(t)=(t+1)4−t2.(3) 体積は底面上の高さ x+1 の積分,すなわち面積 B と一次モーメントの和である。∫−12x4−x2dx=3.したがってV=B+3=34π+233.
総評
難度6,計算量6。想定時間は18分程度。平面Tをz=x+1と決めると,断面積の積分に素直に落ちる。底面積と∫4−x2dxの評価で円の扇形と三角形の面積を正しく使うことが計算上の山である。
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出典: 広島大学 2017年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。