方針
正八面体の隣り合う辺の長さがすべて1であることから内積を求める。はの反対側の頂点なのでと表せる。面積は与えられた公式にとを代入し,二次式を最小化する。
解答
(1)
四角形は正方形であるからである。また,よりである。したがってよりである。同様にである。
(2)
正八面体では,とは正方形の中心に関して反対側にある。よってである。したがってである。
(3)
であるからである。また,よりである。(1)の内積を用いるとである。したがって面積をとするとである。ここでであるから,において最小となるのはのときである。このときである。
別解
解法2(正八面体を座標化して外積で面積を求める方法)
方針
正方形 を 平面に置き、残る2頂点を正方形の中心の真上・真下に置く。各点を座標で表した後、三角形の面積を外積の大きさで求めれば、内積表現とは独立に最小値を検算できる。
解答
次のように座標をとる。正方形の中心から頂点までの距離は である。正八面体の各辺が1となるため、 をとおける。
(1) であるから(2)より(3)
図のように、 は を に、 は を に内分する。内分点の公式から外積を計算するとしたがって三角形の面積を とすればここで で は許されるので
総評
目安時間は18〜22分。標準解法は内積だけで完結し、別解は正八面体を座標化して外積で面積を求めた。 の高さは、中心から正方形の頂点までの距離 と三平方の定理から と決まる。 の係数の向きを取り違えないこと、面積が外積の大きさの半分であることが要点である。