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北海道大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通理系数学 第1問/理系 第2問

(1) x の2次関数x22(a3)x+(1+b)a212a+1の最小値 Aa,b で表せ。また、この関数の ax における最小値 Ba,b で表せ。

(2) x,y が実数全体を自由に動くときx22(y3)x+(1+b)y212y+1の最小値が b となる b の値を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安17

方程式・不等式関数 式変形、パラメータ処理、範囲評価

方針

(1)x について平方完成し、制限の有無で頂点と端点を使い分ける。(2)はまず x、次に y の順で最小化し、最小値が存在するための b の符号も確認する。

解答

(1) 与式を x について平方完成するとx22(a3)x+(1+b)a212a+1=(xa+3)2+ba26a8.したがって、x が実数全体を動くときは x=a3 で最小となりA=ba26a8.一方、a3<a だから、頂点は区間 ax の左側にある。この区間では左端 x=a で最小となりB=ba26a+1.頂点と制限区間の位置関係は次の通りである。

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(2) y を固定すると、(1)の ay に替えた形だから、x 方向の最小値はby26y8である。これが実数 y 全体で最小値をもつには b>0 が必要である。平方完成するとby26y8=b(y3b)29b8.よって二変数全体での最小値は 9/b8 である。これが b に等しいので9b8=b,b28b9=0.したがって b=9,1 であるが、b>0 よりb=9.

別解

解法2(微分と二変数の一括平方完成)

方針

(1) は導関数から頂点と制限区間での増減を判定する。(2)は二変数の式を2つの平方の和と定数へ一度に変形し、最小値と等号条件を読み取る。

解答

(1) 与式を q(x) とするとq(x)=2x(a3).したがって qx=a3 で最小となる。代入してA=q(a3)=ba26a8.また xa ならq(x)=2xa+36>0だから、この範囲では単調増加である。よってB=q(a)=ba26a+1.(2) 与式を一括して平方完成するとx22(y3)x+(1+b)y212y+1=(xy+3)2+b(y3b)29b8.最小値が存在するには b>0 が必要であり、そのとき2つの平方を同時に0にできる。実際y=3b,x=y3とすればよい。したがって最小値は 9/b8 である。

条件より9b8=b.b>0 のもとでこれを解けば(b9)(b+1)=0,b=9.

総評

難度5、計算量4、目安17分。制限のない最小値と半直線上の最小値を区別し、(2)では最小値の存在条件 b>0 を先に押さえることが要点である。順次最小化する方法と一括平方完成する方法の双方で、負の候補 b=1 を除く理由まで確認した。

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出典: 北海道大学 1981年度 前期 文系・理系 第1/2問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。