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北海道大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験 理系理系数学 第1問

(1) 2曲線y=x,y=e2logxが1点 (e2,e) のみを共有することを証明せよ。ただし、e は自然対数の底である。

(2) (1)の2曲線と x 軸とで囲まれる図形の面積を求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安22

指数・対数微分積分 微分による最大最小面積計算、部分積分

方針

(1)t=x と置いて交点条件を一変数の方程式へ直し、微分で最小値が0となる点を特定する。(2)は x 軸との交点を確認し、縦方向に積分する。

解答

(1) t=x>0 とおくと x=t2 であり、交点条件はt=elogtとなる。そこでϕ(t)=telogtとおくとϕ(t)=1et=tet.したがって ϕ0<t<e で減少し、t>e で増加する。またϕ(e)=eeloge=0.よって ϕ(t)=0 の解は t=e だけである。したがって x=e2y=e となり、共有点は (e2,e) だけである。

囲まれる領域は次のようになる。

(2) 対数曲線が x 軸と交わるのは x=1 である。(1)より求める面積はS=0e2xdxe21e2logxdx.0e2xdx=23e3,1e2logxdx=[xlogxx]1e2=e2+1,S=23e3e2(e2+1)=e33e6.

別解

解法2(対数の接線と横切り積分を使う)

方針

(1)u=x/e として、loguu1 の等号条件を用いる。(2)は曲線を x=y2x=e2y/e と見て、横方向の幅を y=0 から e まで積分する。

解答

(1) u=x/e>0 とおく。交点条件はu=1+loguである。一方、関数 h(u)=u1loguh(u)=11uより u=1 で最小値0をとる。すなわちloguu1で、等号は u=1 のときだけである。よって交点条件を満たすのは u=1 だけであり、共有点は (e2,e) だけである。

(2) 2曲線を x について解くとx=y2,x=e2y/e.0ye では前者が左端、後者が右端になる。したがって横方向に積分してS=0e(e2y/ey2)dy=[e2e2y/e13y3]0e=e2(e21)13e3=e33e6.

総評

難度6、計算量5、目安22分。交点が1つだけであることをグラフの印象ではなく、増減または対数の接線不等式で証明することが中心である。面積は縦切りと横切りの2方法で独立に一致させ、対数曲線が x=1 で軸と交わることも反映した。\newpage

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出典: 北海道大学 1981年度 前期 理系 第1問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。