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北海道大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

空間の直線x=y1=z2l
直線x3=y=zmとし,
2直線lmによって定まる平面をαとする.

(1) 原点Oを通り,平面αに含まれ,かつ直線lと直交する直線の方程式を求めよ.

(2) 原点Oを通り,平面αに含まれ,かつ直線lとのなす角がπ4である直線の方程式を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算内積の利用

方針

直線 l,m の方向ベクトルをそれぞれ u,v とする。平面 α 内の方向を au+bv と表し、(1) は内積が 0、(2) は角の公式から得られる二次方程式を解く。

解答

(1)
直線 l,m の方向ベクトルをu=(1,1,2),v=(3,1,1)とする。平面 α 内の方向ベクトルはd=au+bvと表せる。dl と直交する条件はdu=6a+4b=0である。a=2, b=3 と取るとd=2u3v=(7,5,1)だから、求める直線はx7=y5=zである。

(2) d=au+bvl のなす角が π/4 である条件は(du)2=12d2u2である。ここでdu=6a+4b,d2=6a2+8ab+11b2なので(6a+4b)2=3(6a2+8ab+11b2).a=0 では成り立たないから r=b/a と置くと17r224r18=0,r=12±15217.よって、例えば方向ベクトルを(53±452,5±152,46±152)と取れる。したがって求める2直線はx53±452=y5±152=z46±152である。

p は平面 α 内で u と直交する

別解

解法2

方針

(1) で得た平面内の直交方向 p を再利用する。up は直交するので、(2) の45度方向は、両方向の長さをそろえて足し引きすれば直ちに得られる。

解答

(1) u=(1,1,2),v=(3,1,1)に対しp=2u3v=(7,5,1)と置くとpu=7+5+2=0である。よって求める直線は(x,y,z)=s(7,5,1)(sR)である。

(2) u=6,p=75=53であり、up である。したがってq±=u±upp=u±25pは、u 方向の成分と p 方向の成分の長さが等しい。ゆえに q±u のなす角は π/4 である。

分母を払えば方向ベクトルは5u±2p=(572,552,10±2)となる。よって求める2直線はx572=y552=z10±2である。

総評

空間ベクトルの内積と平面内の直交分解が主題である。目安時間は18分。(2) では直線どうしの角なので内積を二乗するか絶対値を付け、2方向を漏らさない。2解法の方向ベクトルが互いに定数倍で同じ直線を表すことまで確認した。

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出典: 北海道大学 1983年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。