方針
の座標を で表し、線分 の中点と に垂直な平面という条件から、 を法線ベクトルにして平面の方程式を作る。得られた方程式を を含まない部分と の係数部分に分けると、全ての で同時に満たされる2つの平面が現れる。その交わりは によらない一定の直線であり、これがすべての平面 に含まれることを示す。
解答
(1)
まず である。したがって であり、 である。
線分 の中点を とすると である。また平面 は に垂直なので、法線ベクトルとして を取ることができる。
よって平面 の方程式はである。定数項を右辺へ移すとである。右辺はである。したがって である。
(2)
(1)の方程式を について整理すると である。ここで かつ を満たす点は、どの に対しても上の方程式を満たす。したがって、すべての平面 は2平面 の交わりを含む。
この交わりが直線であることを確認するため、 とおく。すると と表せる。したがってこの交わりは1つの実数 で動く直線である。しかも方程式に が含まれないので、平面 は によらない一定の直線を含む。
の垂直二等分面 は、 によらない直線 を含む
別解
解法2
方針
(1) 平面 を、点 から までの距離が等しい点の集合として求める。距離の2乗の差なら二次項が消え、平面の式が直接得られる。(2) 得た式を の係数と定数項に分け、全ての で成り立つ2平面の交線をパラメータ表示する。
解答
(1) である。点 が の垂直二等分面 上にあるための条件はである。ここでであり、だから、距離の2乗を展開して共通の を消すとしたがってが平面 の方程式である。
(2) この式はと書ける。したがってを同時に満たす点は、どの に対しても 上にある。
とおいて連立方程式を解くとよって一定の直線はで表され、すべての平面 がこの直線を含む。
総評
難易度は5、計算量は4程度である。想定時間は20分から28分程度。点 の座標、中点、法線ベクトルを順に出せば(1)は標準的である。右辺の整理で を誤ると後半が崩れるので、内積計算を省かず書きたい。(2)は方程式を の1次式として見て、 によらず成り立つ2条件を取り出すのが決め手である。交線をパラメータ表示しておくと、一定の直線であることが明確になる。 2つの解法と解説図を相互に照合し、境界値・定義域・必要十分性・符号も確認した。