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北海道大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問/理系 第3問

空間に平面π:3x+2y+z=1と2直線1:x12=y23=z34,2:x2=y+1=zがある。

(1) 平面 π と直交し、直線 1 を含む平面の方程式を求めよ。

(2) 平面 π と直交し、2直線 1,2 と交わる直線の方程式を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安20

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算内積の利用

方針

(1) は求める平面の法線を未知成分で置き、1 の方向と π の法線の双方に垂直という条件を解く。(2)は両直線上の点を媒介変数で表し、その差が π の法線と平行になる条件を解く。

解答

平面 π の法線ベクトルはn=(3,2,1)であり、1 は点 A=(1,2,3) を通り、方向ベクトルv=(2,3,4)をもつ。

(1) 求める平面の法線を N=(p,q,r) とおく。この平面が 1 を含み、π と直交する条件は{2p+3q+4r=0,3p+2q+r=0である。これを満たす法線としてN=(1,2,1)をとれる。点 A を通ることから(x1)+2(y2)(z3)=0.したがって求める平面はx2y+z=0.位置関係を模式的に描くと次のようになる。

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(2) 1,2 上の点をそれぞれP=(1+2u,2+3u,3+4u),Q=(2v,v1,v)とおく。求める直線は π と直交するからQP=λ(3,2,1)となる。成分を比較して{2v12u=3λ,v33u=2λ,v34u=λを解くとu=1,v=2.したがってP=(1,1,1),Q=(4,3,2),かつ QP=(3,2,1) である。よって求める直線はx+13=y+12=z+1.

別解

解法2(平面を2方向で張って交点を求める)

方針

(1) では、求める平面が 1 の方向と π の法線方向をともに含むことを利用し、媒介表示から方程式を得る。(2)ではその平面と 2 の交点を先に求め、そこから π に垂直な直線を引く。

解答

(1) π に直交する平面には、π の法線方向 (3,2,1) が含まれる。また、この平面は 1 の方向 (2,3,4) も含む。したがって平面上の点は(x,y,z)=(1,2,3)+s(2,3,4)+t(3,2,1)と表せる。この表示からx2y+z=(14+3)+s(26+4)+t(34+1)=0.よって求める平面はx2y+z=0.(2) 2 上の点をR=(2v,v1,v)とおき、(1)の平面へ代入すると2v2(v1)+v=0.したがって v=2R=(4,3,2).R を通り π と直交する直線は(x,y,z)=(4,3,2)+t(3,2,1)である。t=1 のとき点 (1,1,1) となり、これは 1 で媒介変数を 1 とした点である。よってこの直線は確かに両直線と交わり、答えはx+13=y+12=z+1である。

総評

難度5、計算量4、目安20分。平面どうしの直交を法線の直交へ、直線と平面の関係を方向ベクトルへ翻訳する問題である。法線成分を解く方法と、平面を2つの方向で張る方法をそろえ、最終直線が 1,2 の双方と交わることまで代入で確認した。

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出典: 北海道大学 1981年度 前期 文系・理系 第2/3問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。