方針
直線 上の交点を媒介変数 で表し、原点からその点へ向かうベクトルを求める。 の方向ベクトルは なので、2直線の交角が である条件は、内積の絶対値を用いて と表す。計算で得られる2つの から交点を出し、それぞれ原点を通る直線の方程式を書く。
解答
直線 は である。共通の値を とおくと、 上の点は と表される。また の方向ベクトルは である。
求める直線は原点を通り、 上の点 で と交わる。したがってその方向ベクトルは である。
2直線の交角が であるための条件は である。両辺を2乗して とする。ここで であり、 である。またである。
したがって である。整理すると を得る。よって である。 のとき、交点は である。したがって対応する直線は である。 のとき、交点は である。したがって対応する直線は である。
別解
解法2(垂線の足による幾何)
方針
直線 へ原点から下ろした垂線の足を基準にする。交点ベクトルを垂直成分と に平行な成分へ分け、角60度の直角三角形から平行成分の長さを決める。
解答
直線 をと表し、方向ベクトルを とする。原点から への垂線の足 はより で、交点を と置く。 なので、直線 と の交角が60度である条件は を代入すると である。したがって対応する交点は 、 だから、求める2直線は
総評
空間内の2直線の交角を求める問題で、目安は18分。交角は方向ベクトルの向きによらないため内積の絶対値を用いる。垂線の足を使う解法では、直角三角形から2つの交点が対称に得られる。