方針
絶対値を 、、 に分けて外し、まず の値を求める。すると では 、 では となる。 の場合は和が なので極限は1である。 では等比数列の和が有界であり、 の場合も和は0または1なので、 で割ると0に近づく。
解答
まず を範囲ごとに求める。 のとき、 であるから である。 のとき、 なので である。 のとき、 なので である。したがってである。
次に の極限を調べる。 のときは であるから であり、極限値は1である。 のときは である。まず なら、等比数列の和より である。この和は が大きくなっても一定の範囲におさまるので、 となる。
残る の場合、和 は0または1である。したがってこの場合も で割れば0に近づく。
以上よりである。
は を区間 に切り詰めた値になる
別解
解法2
方針
まず絶対値を外し、、、 の3場合へ整理する。 では である。 を数列 の最初の 項の平均と見て、初めの有限個と十分後ろの項に分け、平均も0へ近づくことを直接示す。
解答
絶対値を外すとである。
まず なら だからしたがって極限値は1である。
次に とする。このとき なので である。任意の正数 に対し、ある を取れば で となる。 のとき十分大きな では だから となる。よって である。
残る では であり、分子は の偶奇に応じて0または1だから、やはり である。
以上よりである。
総評
難易度は4、計算量は3程度である。想定時間は12分から18分程度。絶対値を外す範囲分けが勝負で、特に を の側に入れることが極限値の分かれ目になる。 のときだけ和が になり、平均が1に残る。一方、 では を含めても部分和は有界なので、 で割れば0である。 に等比数列の和の公式をそのまま使わないよう注意したい。 2つの解法と解説図を相互に照合し、境界値・定義域・必要十分性・符号も確認した。