方針
接点 では半径 と接線 が垂直である。球の中心 と半径 を用い、垂直条件と球面条件から の満たす平面と球面を求める。そこから 平面への正射影は を消去して楕円、 平面への正射影は存在条件 を付けた線分として表す。
解答
球面の中心を 、接点を とする。接線 と半径 は垂直だからである。すなわち一方、 は球面上にあるのでこれを展開し、 と上の関係を用いるとを得る。したがって軌跡 はこの球面と平面の交わりである円である。
平面への正射影
を球面の式へ代入するとよってである。中心は 、 方向の半径は 、 方向の半径は である。
平面への正射影
必ず である。さらに実際の点が存在する条件はだからである。端点は と である。
別解
解法2:接点円を媒介表示して射影する
方針
直角三角形 から接線長 を求め、接点が単位球面上にあることを先に示す。接点円の中心と半径を求め、円の平面内の直交2方向を選んで媒介表示する。各座標を見れば、 射影の楕円と 射影の線分が直接読める。
解答
三角形 は で直角でありだから、三平方の定理より である。また直角条件から である。したがって は単位球面と平面 の交わりである。
原点からこの平面へ下ろした垂線の足はである。 だから接点円の半径は平面内の互いに垂直な単位方向としてを選ぶと、 はと表せる。
平面への正射影
媒介変数を消去するとすなわち 平面への正射影
は同じ だけで決まりまた より である。したがって は端点 , を結ぶ線分である。
総評
難度は10段階中7、計算量は10段階中5。15分から18分が目安である。最初に中心 と半径2を明記し、接点条件を「単位球面」と「平面」の交わりへ落とす。 射影は楕円、 射影は線分であり、後者では または媒介変数の範囲が端点決定に不可欠である。座標消去と接点円の媒介表示の2経路を相互照合し、中心・半径・端点を確認した。図では2種類の射影を分けて示した。